ご質問からです.
スパークさんから頂きました.
ラジオを聴いていたら通貨が売られる国は良くない
という専門家の話がありました
まるで
白川日銀や民主党政権の円高
国益論を思い出させますが、
この意見は意外と多いようです
為替は金融のトリレンマから変動当たり前で
単なる交換レートであり
国力には無関係であり
円安もしくは円高の環境をいかに gdp 拡大に生かすかを、
議論すべきかと思いますがいかがでしょうか
柴犬好きの日暮さんから
直近急激な円安が続く中で日銀の容赦ない、
緩和政策を見せられると、
日銀が何の番人なのか何を守ってくれているのか、
という疑問が湧いてきます
一般的な認識だと、中央銀行は通貨もしくは
金融システムの番人と解されていますが
ぶっちゃけ今の日銀が守っているのって
黒田さんの面子?
岡崎さんは世界の中央銀行の引き締めの
潮流に抗ってまで、
今の日銀が何を守っていると思われますか、
ご意見を伺いたいです
躊躇なく円ショートさんから
世界的には金融緩和からの脱却が始まっているのに
日本は0.25%上限無限指値オペやら、
円安はプラスとか、
しまいには、
ちゅうちょなく追加緩和発言を
未だ実は躊躇しながら発言。
待てど暮らせどでないジェイカーブ効果って、
過去のものなんじゃないでしょうかね。
いつも頭としっぽばかりだから、たまには実
を食べたいさんから
先日円安が進み過ぎた場合
日銀が行う為替介入の手順を
おっしゃってましたよね
前回の円高による
為替介入時は海外から為替操作国であると、
批判を受けました
日本サイドもその批判を気にかけていました
自国通貨安防衛の場合
はどうなのでしょうか
防衛はよくあることですし、それを批判する
声は聞いたことがない気がするのですが
などなどいただいております。
通貨について質問多いと思いますけどね
最初のトリレンマっていうのは
貿易とか資本とか自由に行き来させる中で
為替を安定させて、金融政策も安定させるって言う
金利を動かさないっていう、
まあ実際的には無理だというわけで
どっかが動くというわけですね
あまり詳しく考え
なくてもそりゃそうだろうなと思ってもらえばいい話です
通貨安と通貨高と
どっちが罪かっていうと
それは通貨安の罪になると
なぜかというと自分の国の海外的な評価価値ですね
国力には関係あるんですか?
関係ありますね
ただあの最初は安くしないと
例えば
国家というものに新規上場がないんですけども
突然アフリカのどっかの国が独立して
WTOに入りたいとか言って、
仲間に入れてくれと言ったら、
最初その国の通貨
1岡にしましょうか
1岡かという通貨があったとしましょうか。
この1岡というのは安くしてくれないと
岡という国の通貨が売れませんから
最初やすく始めると
日本の場合だったら360円が始めたと
人民元だったら1ドル9元ぐらいか始めたんでしたっけね
とにかく安く初めて
蓄えて貯金しなきゃダメですから
国家というものもね
最終的には自由化していくっていう
変動相場制になるんですけども
問題はもう日本のような先進国になって
経済の規模も大きくなって
人々が先進国の暮らしをしている国の、通貨
っていうのはどうあるべきかっていうのは
すごく難しい問題。
やったことないわけですね。
だけどもやっぱり動くのが一番良くなくて、
例えば、
設備投資の計画を立てるときに採算が取れなくなってしまう
とか、
あるいは通貨が安くなり続けると安い
ことを前提に作戦考えちゃうとか
そういう世界になってしまうんですね
幸か不幸か日本というのはもう一生懸命、
我々の父親世代おじいちゃんおばあ
ちゃんの世代が働いてくれたわけで
ものすごく貯金持ってるので
ドルに頼らなくても
ユーロに頼らなくても
円でまかなえるという世界ができていますから
まあそういう意味ではあのいわゆる
デフォルト問題とか外貨不足とか
そういうのはないのである程度その通貨に
対しては、そんなに心配しなくていいんです
つまり資本の世界で通貨のことを
借金を返そうと思ったらすごいドル高になってて
返せなくなりましたとかですね、
そういうのは考えなくていいんですよね
むしろは海外の人から見たらつ通貨が安定
したらバフェットさんみたいに
日本の投資ようかと、日本で金借りて
指値オペがあるから金利が上がらないからということで
毎年毎年、今年も多分くると思うんですよね
通貨とか金利とか安定していること
安定が一番なんですね
さて話が色々あっちこっち行きましたけれども
今問題になってるのは
金利を実質的に固定化させたという、
日本銀行の政策なんですけども
なんで安定化させたかっていうとデフレの脱却のためなんですね
やんないより、やったほうが良かったという、リフレ政策を
かれこれ2013年から始めて9年やってるんですけども
結局効果はなかったと思います
コロナが一番効果があったと思いますね
コロナウイルスっていうのが日本のデフレからの脱却に
一番効果があったと思いますね
一つは
財政ファイナンスをやったことですね
現金給付金ですね、あれは効きますね
あれはデフレ脱却に効きますね
エコノミストは効かないって言うんだけども、
現預金においているからっていうんだけども
あれまあ、累積効果
事後的効果で
これからインフレになっても耐えれると思うんですよ
崩せる貯金がほとんどの国民が
持っているということです
この貯金を取り崩すっていうこと自体が一番大事な
経済成長の過程なんですよ
貯金を積み上げる国だったんですよ
我が国は
いはいそうじゃなくて貯金を取り崩す国にならないと
成長しないんですよ
で貯金を取り崩す国にならないと
インフレが加速しないんですよ
同時にコロナはもう一つ大きな恩恵があったと
人々が移動を始めたということですね
リモートと移動ですね
人間が足りなくなってますから
それからものがなくなることも
直接、目の当たりにしましたからね、日本人もね
でこれは日本人の価値観を変えて
結局
日本というのは
金融政策でデフレから脱却したんではなく
コロナによって脱却できたというそういう、
歴史的にはそういう説明なじゃないかなと思います
コロナによって脱却した、つまり現金給付が
一番効いた?
アメリカも現金給付が3回あったでしょう
あれが一番効いてますね。
アメリカはしかも規模もずいぶん大きいですよね
だとすればこれは本当はFRB のせいではないんですよ
あの政権の悪口って言いませんから中央銀行はね
デフレから脱却したと誰も認めないんですけど、
4月からそう言い始めますから
1年後には全然違う議論なっていると思いますから
1年後の世界ってちょっと予想つかない
ですね
1年後は日本は完全にインフレ形になっていると
正確に言うとアメリカの8カ月後をかけてますね
8カ月っていうのはワクチンの遅れです
マスクを外せばインフレになると思います
通貨の話に戻りますけどよく最近
はれているのが50年ぶりの実質的な円安水準
だというふうに言われていますけれども
その状態にあるということは問題はないんでしょうか?
問題はたいしてはないです
50年前って知らないでしょ
よくわかなんないです
今困っているのは資源がない日本が
輸入物価がずいぶん上がっちゃうねっていう
今問題でなのは
卸売りの段階、企業物価指数なんかは
外国並みに上がってると
だけど足元の消費者物価の方は外国並みに上がってないと
添加できないですよね
添加しますって
これから?
うまい棒なんか2割上がったでしょ
そうですね
私の大好きな小枝も
そうですよ、
サイズをダウンサイジングしてるって話もありますけれども
でも実質的に上がりますよ
それは本当にもう、デフレ脳になっちゃってるので
生活苦しくなるよねってすぐ思ったんですけど
いや、貯金をくずしゃあいいですよ
ええ!そんなに残ってないですよ
給付金なんて
残ってますって
そうですか?
残ってますって
3年前4年前の貯金通帳を見て比べてみれば残っていますって
コロナによって動かなかった使わなかった分があるんですね
累積効果があるってやるってやつですね
そうするとそれらによって日本も先ほど3%というお話もありました
予想外に小売りセクターで
パフォーマンスの業績が良くなる会社が
続出してき始めたでしょ
小売り
まあ、ちょっと二極化っぽい話も聞くんですけども
二極化って言葉、日本人というか株式市場好きですけど
意外な好業績が出てますね
ものは売れてると思いますよ
その辺をちょっとヒントにしたいと思いますが
そうなったとき日銀はどうするんですか
日銀はしばらく動かないですけれど
動いたときは手遅れになると思いますね
だいたい中央銀行ってをくれるんですか
遅れるのが通例ですね
まぁ今までそうですね
今回の場合は
あの、やらなきゃいけないことはまず
マイナス金利を止めることですよ
イールドカーブコントロールは
スライドに上方修正それだけでいいと思いますよ
0.25の指値水準を0.5にあげるだけでよくて
同時に
当座預金金利をいちようプラスにする
というこれをいっぺんにやるべきで
これをやる時期が1年後になったら手遅れでしょうね
今年のうちにやらなきゃいけないと思います
アメリカのFRBの失敗というものを
観察したらそういう結論になると思いますけど
そもそもマイナス金利の意味がなかったわけだから
マイナス金利をやってしまったら少なくとも
銀行業界の人はベースアップ、賃金は
上がらないですからね
銀行が苦しくなるとそのまま外に出て
行かないということにもなるんでしょうね