今夜、日本に一時帰国する。
モヌのこと は、日本に一時帰国している1ヶ月の間に
ゆっくり考えることにした。
今までは、少なくとも1年間はどんなに大変でも頑張ろうと思っていたけど、
「もしそのあと村に返すことようなことになるのであれば、
中途半端になるから今返した方がいい」
とラメシュさんに言われた。
確かにそうだと思った。
続けるのであれば、もう「村に返す」という選択肢はないものと思って、
インドでの赴任生活が終わるまで面倒を見るというふうに
決めなければならない。
それを決めるのには、私たちにも時間が必要だ。
今回モヌは、ラメシュさんと一緒にデリーに帰ってくる予定であったが、
モヌの両親は、私の決心が定まらないのであれば、
この1ヶ月間はモヌを村にいさせることを希望しているので、
そうすることにした。
世界で一番大事な息子を他人に預ける親としては、
当然の考えだと思う。
ただデリーでモヌが通っている学校では今月、試験がある。
村にいては試験を受けることはできないので、
後から追って一時帰国する予定の夫-寅次郎が
学校の校長に今の状況を説明して、
試験を後から受けさせてもらえないか
相談することにした。
「9月に試験を受けることができなければ進級できない」
と校長に言われてしまえば、どちらにしてもモヌのことは
諦めるしかなくなってしまう。
不確定な要素が多く、ラメシュさんにも大きな負担をかけ、
自分の不甲斐なさが招いたこの状況。
それでももう、
「やるならやる、やれないならやめる」
日本にいる間に、どちらかはっきり決断したいと考えている。
やると決めるのであれば、どれだけ大変でも
もうモヌを村に返すという選択肢は考えず、
彼の全てを受け入れられる自分になれるよう
ただただ努力しようと思っている。
とにかくこの1ヶ月、よくよく考え、
いろいろな人の意見を聞きながら決めたいと思う。