子育て | 夢の!? インド生活日記

夢の!? インド生活日記

2011年8月にインド・デリーへ赴任した夫。12月には、私もデリーでの生活を始めました。夫婦共にインドでの留学経験があり、就職後もインド赴任を夢見て5年。
念願叶っての赴任…今回の生活はいかなるものに!?


モヌ がわが家へやってきてから、もうすぐ1ヶ月が経とうとしている。



最近モヌが、



「お母さんに会いたい」



と泣き出すことがあるのだが、



「お母さんに会いたいなら、村に帰りなさい。」



と私が言うと、



「帰らない。ここで勉強がしたい。」



と返してくる。



「じゃあ泣くのはやめなさい。強くなりなさい。」



と私も心を鬼にして彼に接している。



厳しいようであるが、

彼が泣くたびにこっちもセンチメンタルになって

優しく慰めていても、何の解決にもならない。


「勉強したい」という気持ちを持ってデリーにやってきたのなら、

自分自身が強い意志を持たなければ、

競争の厳しいインド社会で生き抜いていくことはできない。


それができないのであれば、

村に帰って、貧しくても食うに困ることはないのだから、

両親と一緒にいた方が彼にとっても幸せだと思う。



今は辛くても、慰めるより

彼の心を奮い立たせることの方が

彼にとって必要なこと。


・・・と個人的には考えている。




話は変わるが、私の実家は母子家庭で、

経済的にも決して恵まれていなかったので、

習い事など、自分が何かしたいことがあっても

そう簡単にはさせてもらえなかった。



中学2年生になる私の弟は

クラブチームに入ってサッカーに打ち込んでいるが、

クラブチームでサッカーをするのには

親も、相当な時間とお金の負担を強いられる。


弟が弱音を吐いたり、練習で忘れ物をしたり、

家の手伝いをしなかったりすると、



「自分がやりたくてやっていることなんだから、

そんなことならサッカーは辞めなさい。」



と、母や私たち姉3人から常々言われている。



そんな厳しい家庭環境に、弟も嫌気がさしたり

くじけそうになることもあるだろうが、

辛い状況に置かれたときの精神力や、

自分がサッカーをさせてもらえる感謝の気持ちは

人一倍強く持っていると思う。



・・・とまあ、これは私の育った環境の一例。



子育てについては人それぞれ様々な考え方があると思うし、

多分「正解」はないのだと思う。



自分の親の子育てしか知らなかった私も、

夫-寅次郎のお母さんからは、

また違った子育ての形があることを学んだ。



どちらが正しいということはないが、

親が愛情を持って子供を育ててきたということは

共通していることだと思う。



自分の子供がいない私たち夫婦にとっては

常に手探りの状況で、モヌをどう育てていこうかと

毎日話している。



ただ、夫と私の家庭にも共通する

「愛情」を持って子育てをするということが

今分かっている唯一のことかもしれない。