花束 | 夢の!? インド生活日記

夢の!? インド生活日記

2011年8月にインド・デリーへ赴任した夫。12月には、私もデリーでの生活を始めました。夫婦共にインドでの留学経験があり、就職後もインド赴任を夢見て5年。
念願叶っての赴任…今回の生活はいかなるものに!?


数日前、夫-寅二郎が仕事帰りに花束を買ってきてくれたお花


いつも通り、夜11時近くの帰宅だったが、

近くの花屋がまだ開いていたらしい。


デリーの花屋は、なぜか割りと遅くまでやっている。



うちの近くにある、よく行く花屋さん


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仕事が丁寧で感じもよく、とても気に入っている。


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こちらの花屋は、花や葉っぱに装飾を施す。


葉っぱに銀色のスプレーをかけたり、

寅二郎が買ってきてくれた花にも、

日本で言うキラキラの「ラメ」が振りかけてあった。


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日本人の感覚としては、


そのままでもいいんじゃ・・・


と思うのだが、花屋さんも良かれと思ってやってくれているので、

寅二郎も、そのままインド流にしてもらったのだろう。


こういう感覚や美的センスの違いは、おもしろい。



花束のエピソードと言えば、

この前、夜にオート(三輪タクシー)に乗ったときのこと。



ラメシュさんちに行くために、家の近くでオートを拾おうとしていた。


最初につかまえたオートに

「○○まで」と、ラメシュさんちの場所を伝えると、

「ダメだ」と、首を横に振られてしまった。



ラメシュさんちはオートだと30分くらいかかるので、

あまり近くはない。


少し遠かったり、オートワラー(運転手)にとって

ルートの都合が悪かったりすると、断られることもしばしば。



でも夜だし、またオートをつかまえるのも面倒なので、


「なんでダメなの!?兄さん頼むよ~~」


と食い下がると、オートワラーは

私には分からないヒンディー語でしゃべりながら、

ハンドルのところを指差した。


するとそこには、小さな花束が置いてある 花束



「ああ~~そうかそうか!OKOK!早く帰りなよ!!」


と、私はとてもうれしい気持ちになって、

そのオートが走り出すのを見送った。



収入は多くなく、決して暮らしは楽ではないであろう、オートワラー。


それでも、奥さんか、娘さんか、誰か大切な人のために

花束を買って、今日はあまり遅くならないように帰ろうと思っていたのだろう。



そのこと自体はとても小さなことだけど、

少ない給料の中から花束を買って早く帰ろうという、

そのオートワラーの温かさが、いつも帰りが遅い寅二郎を

一人家で待っている私の心を温めた。


その花束を受け取る人の顔を思い浮かべて、

さらにうれしい気持ちにさせられた。



仕事の状況から言っても、早く家に帰るのは難しい寅二郎が、

疲れた帰り道で花屋に寄り、花束を買ってきてくれたのは、

とてもうれしかった。



家族や、誰かを大切に思う気持ちは、世界共通。

それを受け取る側のうれしさも、世界共通だと

実感した瞬間でした。