■■ 本日のアドバイス
＜質 問＞
「これから英語学習を始めようと思っているのですが、
どうすれば効率よく学べるのでしょうか？」
＜回 答＞
＜②より＞
隙間時間や休日の時間などの、
限られた時間で効率よく英語学習を行なうための、
重要なポイントは３つありましたね。
（１）手を伸ばせば届きそうな目標を設定すること
（２）「なりきり留学」で脳を英語漬けにすること
（３）必要最小限の英文法で英語力にレバレッジをかけること
今回は、（３）について説明します。
（３）必要最小限の英文法で英語力にレバレッジをかけること
レバレッジ（leverage）とは、「てこの作用」という
意味で、少ない力で大きな力を得るというところから、
英語学習でも、隙間時間や休日の時間など、
限られた時間でも大きな成果を得ようということです。
以前にも述べたとおり、
大人なってからのやり直し英語学習では、
全ての英文法を学ぶ必要はありません。
アメリカやイギリス、アーストラリアなどの英語圏に
留学していながら、日常英会話すらまともに話せない
日本人が多いのは、基本的な英文法を体系的に
理解していないからなのです。
そのため、ただ単語の羅列を繰り返し、時間だけが
空しく経過してしまったと考えられます。
一方、英語圏への留学経験がなくても、中学や高校の
英文法の基礎力がある程度身に付いている人は、
英語全般の上達が非常に早いのです。
では、「体系的な文法学習」は
どのようにして行なえばよいのでしょうか？
一番お勧めなのは、
「中学英語からのやり直し英文法」
のような本を読むことです。
中学レベルの英語を完全にマスターすれば、
少なくとも文法に関しては、日常英会話では
困ることはほとんどありません。
TOEIC テスト対策については、TOEIC テストに
出題される「文法問題」は基礎的な問題が多く、
難問はほとんど出題されないため、
得点を左右するのは文法力ではなく、
語彙（単語やイディオム）力なのです。
逆に言えば、分厚い文法書を買って、内容を全部
頭に入れようとするのは、学習効率が悪いのです。
英文法に関しては、
まず「中学レベル」を完全に理解して、
最終的には「中学から高校レベル」を完全に理解する
ことを目標にすると良いでしょう。
とにかく教材を１冊に決めて、一通りやってみましょう。
１冊を終わらせることができれば、自信がつきますし、
確実に英語のレベルが上がっているのが
実感できると思います。
以 上
＜追 伸＞
以前にも、お伝えしましたが、英文法を学習する時には
どれか１冊に決めたら、
それを徹底的に使い込んでください。
つまみ食いはいけません。
学習を始めたら、しばらくは効果が現れないので、
違う文法書に変えたいという
誘惑に駆られるかも知れませんが、
変えたところで書かれていることは同じです。
同じ言語なのですから、当たり前ですよね。
違うのは、順番くらいでしょう。
とにかく、１冊に絞り、それを最後までやり切る。
これに優るものはありません。
そして、自信と英語のレベルの向上を実感してくださいね！
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