ちょっと面白いことがあった。
ベースを弾く知人が、物凄く上手いヴォーカルの女の子(まだ20代)とバンドをやっている。
それで、ジャニス・ジョプリンのコピーをライブでやって、喝采をあびたことがある。
私もそのライブは見たのだけど、むしろどっ白けに白けてしまった。
後日、知人のベーシストは、
「実は、リアルタイムで70年代を知っている他の女性にも、同じことをいわれた。
僕もあれは失敗だったと思う。」
と言っていた。
思えば90年代生まれの女性に、40年代のアメリカ南部に、ジャニスとして生まれてしまった白人女性を理解しろと言っても無理なのかも知れない。
とにかく、彼女はあっけらかんと、達者に歌っただけだった。
痛みも何も感じずに…
「パール」というのは、ジャニス自身がそう呼ばれるのを好んだ愛称だそうだ。
泥まみれの原石を磨いて初めて価値が出るダイヤモンドと違い、貝から取り出した時から、そのままで美しい宝石、真珠のことである。
