目年長女子

星0歳〜DWE(現在イエローCAP)

星2歳〜音楽教室

星4歳〜モンテッソーリ

星4歳〜スイミング

その他、日常のことや

家庭学習などについて書いてます。

よろしくお願いしますおねがい

 

 

今日はバイリンガル育児6年間を振り返って

親にとってよかったと感じることを書いてみますニコニコ

 

「6年間の振り返りまだ続くの〜?」という感じですが、

 

何度か書いている通り、

私の中ではバイリンガル育児は小学校卒業までと

一応の区切りを設けていて、

 

6年間を終えた今がちょうど折り返し地点なため、

今までを振り返るにはちょうど良いタイミングなのです。

 

よろしかったらおつき合い下さいおねがい

 

 

バイリンガル育児をやっていて

一つ学んだのは

子どもは一人の独立した人間だということです。


親の所有物でもなければ

親が勝手に操作していいものでもありません。


印象に残っている出来事が一つあります。

 

一昨年、コロナ禍で帰国難民となってしまった

外国人を受け入れているゲストハウスで

ホームステイ体験をさせていただいた後のことでした。

 

 

 

 

ステイ先のホストにすっかり懐いた娘は

週2回、ホストから英語のレッスンを受けることになりました。

 

レッスンといっても、

ホストは英語の先生とかではなく、

帰国難民のバックパッカー。

 

レッスンというよりも

シッターさんをお願いした感じでした。

(シッターさん使ったことないけどてへぺろ

 

信じられない料金で

英語でおもいきり遊んでくれて、

それだけで十分に有り難かったのに、

 

一度欲を出した母が

レッスン時間にフォニックスをやってもらおうと

ORTの本を持って行ったことがありました。

 

印象に残っているのはこの時の

ホストとのやりとりです。

 

母がホストに本を手渡すと

 

ホストが娘に

Hey, do you want to read this?

と聞いてくれたのですが、

 

娘が

No!

と答えると、

(娘は普段本好きですが、その時はホストともっとダイナミックな遊びをしたかったようです。)

 

ホストはにっこり笑って

She does't to want to read it. 

と言って、一瞬で本を引っ込め、

母に返してきました。

 

こんなことって日本の

習い事であるでしょうか。

 

どんな習い事でも

プライベートレッスンだったら

保護者が子どもにやらせたいことが

第一優先となると思います。

 

ところがこのホストは

いとも簡単に

She does't to want to do it. 

と親のリクエストを退けたのです。

 

個人主義の価値観の下で育ち、

自分の意志だけで全てを決める

バックパッカーをしていた彼にとっては

きっとこれが当たり前の対応だったのでしょう。

 

その時は一瞬

「もうちょっと頑張って読みに誘ってよ〜」

と思いましたが、

 

よくよく考えてみたら

彼の生徒は母ではなく、

娘だったのです。

 

英語のレッスンといっても

カリキュラムは何も決まっていない時間。

 

優先されるべきは

母が娘にやらせたいことではなく、

娘がやってみたいことでした。

 

これは後になって

じわじわと反省させられた出来事でした。

 

最近は教育虐待なんていう言葉もありますが、

どこへ行っても

子ども本人がやりたいことよりも

親が子どもにやらせたいことが優先されるようだと

子どもが満たされる瞬間って

きっとなくなってしまうのだろうと思います。

 

ちゃらんぽらんな母は教育虐待ができるほど

娘を管理できる気がそもそもしませんが、

 

それでも、母の変な欲のせいで

娘との関係が不健全なものにはなり得た気がします。

 

あの時、

ホストに目を覚ましてもらって本当によかったです。

感謝ラブラブ

 

 

母にはこのエピソードが

すごく印象に残っているのですが、

 

バイリンガル育児をしていると

欧米の個人主義の考えに触れることが

少なくないと思います。

 

アニメなんかでも

子どもに自分で何かを選択させる

シーンがよくある気がします。

 

こういうシーンを当たり前に

目にする環境に身を置けるということが

 

親にとってもプラスになっていると

感じます。

 

 

よく留学や海外赴任から戻って来た人が

「あいつ、変わったよね」

と言われたりしますが、

 

個人的にはその人は

変わったのではなく、

幅が広がったのだと思います。

 

今まではAという選択肢しか考えられなかったのが、

Aの他に、BやCという選択肢もあると知った。

 

BやCを選ぶと

「アイツ、変わった」とか

「外国かぶれ」とか言われるけど、

 

今までになかった選択肢が増えて

人としての幅が広がるのは素敵なことだと思います。

 

バイリンガル育児をしていると

親の方も「外国かぶれ」と思われてしまうこともあるでしょうが、

 

日本的な思想だけに囲まれていると

なかなか持てない視点を持てるのは

バイリンガル育児のメリットだと思います。

 

バイリンガル育児後半戦も

多様な考えに触れられるのが楽しみですルンルン