懐は暖かくなる気配がないのに、

値上げニュースばかりが続き、

イヤになってしまいますえーん

 

 

最近、値上げニュースを聞く度に

いつも思うのは

日本人も海外で働がなければならない日が

遠くない将来やってくるかもしれないということですえーんえーん



 

日本ではもう30年以上も賃金が上がっていません。

むしろ、下がっています。

 

が、諸外国は経済成長を続けているし、

労働者の賃金も上がっています。

 

このことが値上げの一因にもなっています。


このまま諸外国は経済成長を続け、

日本経済だけが停滞し続けたら、

 

食料自給率の低い日本は

海外からの輸入食材にも価格の面で頼れなくなり、


やがてお腹いっぱいご飯も食べられない日がやってくるかも・・・

と悲観的なことを考えてしまいます。



こんなことを考える時、思い出すことが2つあります。


 

1つは海外で働いていた頃、

仲良しだったフィリピン人の友人たちが話してくれた

彼らが海外で働く理由。

 

それは

星海外の方が稼げる

星外貨でお給料がもらえる

というものでした。

 

日本ではフィリピン人の出稼ぎというと

フィリピンパブを思い浮かべる人も多いと思うし、

 

これだけを聞くと、水商売でもして

がっつり稼ぎたがったているように聞こえてしまうかもしれませんが、

 

日本以外の国へは専門職を持った人が出稼ぎにいくことが多いそうで、

私の友人も会計士とか、看護師とか堅い職業についていて

暮らしぶりも非情に堅実でした。

 

そんな彼らが海外で働く理由が上の2つなのです。

 

言い方をかえると

星フィリピンでは専門職でもあまり稼げない

星国も政府も信頼できないから、外貨で稼いだ方が安心できる

ということのようです。

 

この話を聞いた当時は、

「自分の国の通貨よりも外貨で稼ぎたいとかなんだか悲しいな」

「フィリピンは大変だな」

というちょっと他人事のような感想しか持たなかったのですが、

 

最近は日本人もフィリピン人のように

近い将来海外に出稼ぎに行くのが当たり前になるのではないかと思えてしまいます。


日本もギリシアみたいにいつか経済破綻する気もして、今は外貨で稼ぎたいという気持ちにも共感できます。





もう一つ思い出すのはハンガリーにホームステイした時のホストの話。


彼女は大学を卒業して、専門職に就いたいわゆるエリート。でも、彼女の学生時代の友だちはドイツで清掃の仕事に就いたのだそうです。


理由はハンガリーで専門職に就くより、ドイツで清掃をした方が稼げるから。


ヨーロッパ東西の経済格差は大きいです。


職業に優劣をつけるべきではありませんが、

ホストがその友だちに清掃の仕事に満足しているかを聞くと、

他の清掃員もやはり貧しい国から出稼ぎに来ているインテリ層なため、

同僚と話は合うし、楽しいという答えだったそう。

現地人の上司だけが教養のないタイプだったと。



この話も聞いた時は、

「そんな世界が!」と思ったものですが、


今は将来、専門知識を持った日本人が

現地の人があまりやりたがらない仕事をするために、出稼ぎにいったりするようになるかもと考えるようになりました。



専門性を活かして、

母国で働くよりも稼ぐ。


母国で働くよりも稼ぐために、

培った専門性は捨てる。


海外で働くにもいろいろなパターンがあるようです。



一つ言えるのは

海外就職を考えた時、

語学はマストの条件になることが多いということ。


フィリピンの人などは語学の面で

海外で働くポテンシャルに恵まれている言えます。


日本人はこのままだと日本で働いただけでは食べていけなくなったとしても、

語学のハンデが大きすぎてなかなか出稼ぎにも行けないかもしれませんえーん



値上げニュースに思うこと…


やはりこれからの世代には

少なくとも英語は必須キラキラ



おうち英語ガンバレ、ワタシ。