4月になり、暖かく感じる日が増えてきましたねぇ
過ごしやすくて、これからの季節が楽しみな、あらさきです。
さて、今日は・・・呼吸法について書こうかなと思っております。
色んな場面で、「腹式呼吸」って耳にする事があるかと思います。
リラックスできる方法で出てきたり・・・
ダイエットにいいって書いてあったり・・・
ボイストレーニングでおススメしていたり・・・
けっこー色んなとこで言われるのが腹式呼吸。
そう、よく言われる「正しい呼吸法」で出てくるのが、腹式呼吸です。
確かに、腹式呼吸って深く沢山息を吸えるし、力強い声で歌えるし、なんならミックスボイスに必要だったりするし、ストレスが増えると呼吸が浅くなるからこそ、腹式呼吸で息をしっかり吸う事でリラックスしたりと、様々な効果が得られます。
ただ、上手く吸えないんですって方、結構いらっしゃるんですよね・・・。
「おなかに息をいれるって?」
「おなかを膨らませればいいの?」
「これって、腹式呼吸になってます?」
そんなお声がたびたび聞こえてきます。
この腹式呼吸ですが、私はライフコーチとしてお伝えするときと、ボイストレーナーとしてお伝えするときで、少々内容が変わります。
というのも、
目的によって腹式呼吸の使い方が違う からなんです。
コーチングでお伝えする場合
ライフコーチングで腹式呼吸をお伝えするときって、
ワンオペ育児のワーママさんとか、仕事で忙しくて自分のリラックス時間を確保できない方などの、ストレス発散法に1つとしてご紹介
クライアントさんから腹式呼吸についてご相談された
このパターンが多いです。
目的は、リラックス・ストレス緩和 になります。
やり方は・・・
● 椅子に座ってする場合 → できるだけ浅く座ってください。
● 立ってする場合 → 軽く伸びをして、肩の力を抜きましょう
● 可能なら、仰向けに寝そべって行うと楽です
そして、
① 軽くおなかに手を当てながら・・・
まずはしっかり息を吐きましょう
おなかがへこむくらいしっかり吐いてください。
人間、吐いてないのに息は吸えないもんです。
特に、クライアントさんは目標を持って現状を変えるべく行動している方がほとんど。
頑張っている人は、疲れたり緊張したり、ストレスを抱えていたりします。
すると、呼吸が浅くなる=息を吐いてない 事が多いんですね。
まずはしっかりと吐くこと!
② しっかりと息を吐いたら、軽く背筋を伸ばしながら吸ってみましょう
③ その姿勢のまま、もう一度しっかり、おなかがへこむくらい息を吐きましょう
④ 姿勢は崩さずに、肩を動かさないように息をしっかり吸いましょう
この時、おなかが自然と膨らんだらOK!
もし、おなかが膨らまなかったよ、という方は、仰向けに寝てやってみてください。
それでも難しいなという方は・・・
無理に腹式呼吸を身につけなくても、他の方法をリラックス法として採用すればいいと思っています。
自分にあった方法が一番!
でも、できるようになりたいんです・・・という方は・・・
感覚でつかむ方法をご紹介しているので、ボイトレでお伝えしている方法↓を参考にしてみてください。
ボイトレでお伝えする場合
ボイトレで生徒さんたちにお伝えする時って、
生徒から腹式呼吸についての相談があった
明らかに歌唱に影響がでている
この場合が多いです。
ボイトレの場合、生徒によって歌唱も様々のため、絶対に腹式呼吸を教える必要があるかどうかも、生徒によって様々です。
さらには、歌い続ける事で自然と身に着く呼吸もありますし、歌は、呼吸に意識をしすぎるのも良くない事があります。
というわけで、ボイトレの場合は・・・・
目的は、技術の習得 になります。
やり方は・・・
① 姿勢よく立ちます
② 軽く伸びをしたり肩を回したりして、肩の力を抜きましょう
③ 手は力を抜いて体の横に添えたまま、しっかりと息を吐きながら、体を前に倒していきます
息を吐きながら90度のおじぎの姿勢になります
ふぅ~っって息を吐きながらおじぎする感じです。
しっかり吐いていきましょう
④ そのまま、息は吸わずに残りの息で「はっはっはぁーーーーっ」って声を出します
めっちゃ苦しいかもしれませんが、小さい声でもいいので絞り出してくださいね。
⑤ 鼻から息を吸いながら体を戻しましょう
しっかり吸い込みながら、ゆっくり体を起こしてください。
この時に、おなかや背中、横腹などが膨らむのを感じてみてください。
すっごい息が吸えた感覚があると思います。
「しまった、感じるのを忘れてしまった💦」というかたは、もう一度やってみましょうw
その呼吸を、歌ってる時にできれば良いんです。
でも、息を吸う時にいちいち意識してたら歌に集中できない。
だから、体に覚えてもらう・感覚でとらえる。
ただ、歌唱の場合は、息を声としてしっかりと出すことが必要です。
声を出せない = 息が吐き出せていない
なので、しっかりと吸うためにも、それまでに声をうまいこと出すことが大事だったりします。
じゃあ、どうやって出したらいいのか?
それは、その人の状況にあわせてのボイトレをおすすめします。
あ、そうそう
鼻炎の時は、鼻から息を吸うのは無理なので、口から吸ってもOKよ!
(じゃないと、死んじゃう💦)
あと、他にもいろんな方法があるので、いろいろと試してみて、自分に合った方法でやりましょう★
Bel Bilia
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あらさき 華水美
● マーブルアート®の先生
● ライフコーチ
● ボイストレーナー
● アーティスト(ALCHEMISTボーカル・現代美術)
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