家々の前に「こまい縄」というお祭りの縄が張られる。
呉のお祭りでは「やぶ」という鬼が出て
子供を追いかけまわして
泣かすというのが定番。
我が家の「やぶ」は
一足先にバイクに飛び乗って
秋の風を感じに出かけた。
子供たちは
すっかり大人になって
最近ではお祭りの
子ども神輿を待つのだったが
今年は久しぶりに
子供会の付き添いで歩くことになった。
役員の時は
タイムスケジュールに
事故防止にと
慌ただしく
お祭りを楽しむというより
無事に一日が終わることを
考えていたが
お手伝いでの参加となると
子どもたちとの会話や
可愛い掛け声で
一緒にお祭りを楽しめた。
奥の方に小さく写っているのが
整列した「やぶ」たち。
今から、小競り合いをします。
太鼓をたたくのも
大きいうちわを持って歩くのも
今や女の子たち。
時代は変わったわね。。。
と感心。
呉の「やぶ」は神様の邪魔をする鬼らしいけど
神様の使いだと聞いたこともある。
各家に張られた「こまい縄」を
手に持つ大きな棒でたたき切った後には
玄関に棒を突き立てて
まるで厄払いをしているかのよう。
景気づけの ビールをかけられて
「やぶ」どうしで喧嘩をする様は
ちょっと迫力を増していて
お父さんお母さんの胸の中に
顔をうずめて泣いている子どもたちが
たくさん。ぎゃん泣き。
カープのCS突破で
団地の皆さんの顔も
心なしか晴れ晴れしているようだ。
練り歩くごとに、
「やぶ」の頭にご祝儀がねじ込まれていく。
広島のみんなの願いも一緒に
「やぶ」が神様に届けてくれるかのように。



