⑰面接

　しばらく仕事をしていなかった。できる状態ではなかった。

　しかし、このまま家に閉じこもっていては何も変わらないかもしれない。（ひどい時は４日ぐらい寝たきりの人になる）

　インターネットを使って派遣会社のサイトには登録してあってよく案内が届いていた。いつも見もせずに削除していた。見ることさえ拒否反応がすごかったから。

　でもこの前はじめて応募してみた。面接をすることになった。

　事務系の仕事でパソコンを使ったり、伝票の整理などの仕事。これなら人とかかわりが比較的少ないからはじめられるかもしれないと思った。パソコンに向かっている時は夢中になって、ほかのことをあんまり考えないほうだし。 　

甘いかもしれない。うまくいかないかもしれない。逆効果かもしれない。でも、このまま引きこもっていては、永遠に人と直接、接することができないかもしれない。

　同じ病気で、薬と上手に付き合いながらきちんと仕事をしてる人もいる。僕も今回の病院の薬は副作用も少なく、あっているようなので、まずは面接を受けてみることにしよう。その段階で自分の今の対人に関する調子がわかるかもしれない。

　今は自分の葛藤の中で、生に対する欲のほうが少し大きくなってきた。こういうときにやってみよう。失敗してもいい。

　ただ、調子がよくなっても、抑うつ状態に入っていく周期が短いのも事実。また、大きく落ち込んだらどうしよう。その前に面接日がきますように。

　そのより電車に乗れるだろうか。電車内で発作が起きないだろうか。それが一番心配だ。先生に相談してからのほうがいいかもしれない

　今日はネガティブなんだか、ポジティブなんだかわけのわからない文章。状態。また、明るい時間にしっかり考えよう。前へ、前へ・・・