でーもー、深掘りすれば、嫌な思い出は山ほどあります。小学生のときのクリスマス、さあケーキを食べましょう!というときに酔って帰ってきて、「なにがクリスマスだぁ‼︎」と暴言を吐きまくったのちコタツで寝た父の横で、涙をこらえて静かーに食べたケーキの味。
もう成人になってから「風呂に行け」と言われ、「この番組を見てから」と返事したら、「ワシの言うことが聞けんのか‼︎」と平手打ち。たかがこれくらいのことで娘に手を上げることに怒った私、黙って睨みかえしたら、再び平手打ち。更に睨んだらまた一発。それでも負けずに睨んだら、父が部屋から出て行きました。私の勝利〜
この手の話、まだまだあります(笑)
でも晩年の父が、ほんとに「優しいおじいちゃん」になってくれて、私が結婚してからは良い思い出ばかりです。その思い出で上書きされて、嫌な思い出はどこかに吹き飛んじゃいました。
一方、実母。私が認知症の母のキーパーソンとなってからの晩年の4年5カ月、この間の記憶が壮絶すぎて、今でも母のことを思い出すと辛くなります。
この4年5カ月の間、頭が壊れた母の言動に苦しむと同時に、後から後から思い出す幼少時からの母との負の記憶に、心がやられました。
自分でもびっくりでした。執念深く小さなことまで覚えていた自分に。それまですっかり忘れて思い出しもしなかったのに。
母の思い出は、晩年の頭が壊れ別人となった母の思い出と、忘れていたのに思い出しちゃった負の記憶で上書きされ、母が亡くなって2年たっても、母が母らしくあった頃の良き記憶だけを思い出そうとしても、それが難しい…。
そして義母様…。日々負の記憶を更新中なり〜〜。うぉ〜もう逃げ出したい