ふふっ、売れるわけないね、その値段では。これといってなんの魅力もない田舎物件。580万円もらっても私はいらない。まぁ人の価値観はそれぞれですから、奇特な方が現れるのを待つとしましょうか。
今回のことではじめてオットが教えてくれたことがあります。
推定90うん歳の独身義伯母様も、田舎に土地を持っていること!
まだ昭和の頃「私が死んでも入るお墓がない‼︎」と義伯母様が弟である義父様に詰め寄り、土地を分けてもらったんですって。固定資産税は0円。草刈りはずっと義父様そしてオット…。
義伯母様、自分が死んだらそこにお墓をたてて欲しいんでしょうか?お墓って、どこにでも作れませんよね?作れたとして、その後の管理は誰がすると思っているんでしょう。義伯母様が愛してやまない七之助も独身ですけど?
さてさて、この厄介な土地、オットはこの機に一緒に売りに出したらどうかと考え、七之助に相談したんです。そうしたら、また七之助にぐずぐず言われたそうなんですが、その言い草が大笑い。
にーさんは◯◯県の人じゃなくなってもいいのか?
→このグローバルな時代に、そんなこと気にします?どこに住もうと、実家がなくなろうと、自分たちのルーツは◯◯県だと思い、子どもたちに伝えていけば良いだけでは?
にーさんは土地付きの一戸建てに住みたくないのか?
→マンションと戸建て、それぞれのメリットデメリットを比較検討した上で我が家はマンションを選択したんです。ど田舎の一戸建てなんて住みたくありません。そんなに土地付き一戸建てが良いと思うなら、自分が住めばよろしいのでは。
65歳になって定年になれば時間にゆとりができる。二人で交代で草刈りに帰ればいいじゃないか。
→今でも高速ぶっ飛ばして往復するのが大変なのに、いつまで続けられると思ってるんですか?オットと七之助が二人とも高齢になって田舎に帰れなくなったらどうするんですか?
オット、現在は賃貸アパートに住んでいる七之助に聞いてみたんですって。「お前は将来おばさんのマンションと田舎の実家とどちらに住みたい?」と。
『おばさんのマンション』に住みたいんですって(爆笑)
田舎の実家を売りに出すのは反対で、そのまま維持したい七之助。
でも
名義を自分に変えるのは拒否。
自分が住みたいとも思わない。
自分が住みたいと思わない田舎の実家に、兄には住めと勧める七之助。
結局、七之助の強い主張により、義伯母様名義の土地はそのままにしておくことになったそうです
義伯母様が亡くなったら、田舎の土地どうするんでしょうね。七之助が責任もって相続し、名義も変えて草刈りもしてくれるんでしょうか?
独り者なのに田舎の土地を欲しがった義伯母様。その土地を売りに出すことを頑なに反対する七之助。
二人ともバカですね。
独身の自分が死んだらそのあとはどうなるのか、調べたり考えたりしたことなんてない二人だと思います。だからこんなことをし、あんなことを言えるのでしょう。
七之助のご意見に「なるほど〜。」ってなる人いるんでしょうか。…いるかもね…人の価値観いろいろですからね…。
はっきりしているのは、オットと七之助の考えはいつまでたっても平行線だということ。説得しようと試みても無駄。
オットは、七之助に快く同意して欲しかった。「にーさんにばかり負担かけてごめん。実家の処分よろしく頼む。」と言って欲しかった。でもそんなこと全く期待できない。オット心底落ち込んでました。
オット名義の土地家屋は売りに出します。
義伯母様名義の土地はそのままにします。
義伯母様亡き後は、オットは相続放棄。
そして七之助亡き後も相続放棄。
この件については、子どもたちに折を見て伝えておかねばなりません。
大バカ野郎の七之助
どうぞこれからも自由に生きて『お一人様道』を極めてください、最後まで