アニメ「たまゆら」には
ローライ35Sが出てきます。
主人公の女の子ふうちゃん(通称 ぽって、ふうにゃん)が使う父の形見のカメラ・・・
アニメの中でのカメラ操作も実に細かく
ローライ35Sユーザーをうならせます。
しかし、
「このシーンは何?」
たぶん、一般の方には意味不明・・・なので
「ぽって」のカメラ操作のすごさを知ってください(笑)
ということで、説明。
~フィルムの入れ方~
日の丸写真館で修理が完了したローライを受け取り
フィルムを装填するシーン
「あっ、壊した~?」
「このカメラはこうやってフィルムを入れるので・・・。」
沢渡の ふうちゃんはアニメ中 24秒で
フィルム入れました。早っ!
ヒンジ状フィルム圧着版をおこす
圧着プレートではさんで
裏蓋をかぶせ 空シャッターを切ってカウンターを1まで
底面三脚穴の上にフィルムカウンターが見える
「できた!」
ローライ35シリーズ
カール・ツァイスのレンズ、
デッケルのコンパーシャッター、
ゴッセンの露出計
当時の超一流品をその小さなボディーに詰め込んだ
高級コンパクトカメラ
初期型は1967年ドイツで製造発売
当時の新品価格69000円(メチャ高!)
その後 様々なバージョンが作られた。
ふうちゃんの(お父さんの形見の)
ローライ35Sは 1974~シンガポールでOEM生産されたもの
ゾナー40mmf2.8 カラーネガフィルムに適するモデルともいわれている。
ピントは目測手動で、
シャッターと絞りは手動で合わせる
露出計もCdsセルの外光測光
こいつを使いこなせるふうちゃんはすごい!
このカメラがお父さんの形見でなければ
抱き地蔵で出会った女子達と同様に
コンデジを持っていたかもしれない。
次回は・・・「不合格」シーン(撮影実践編)」