カメラオブスキュラの構造を
実際のカメラを使って視覚化?
写真の写る原理を再認識しよう。
カメラの元祖 カメラオブスキュラ
(1978永岡書店「カメラ教室~名カメラマンになるひけつ~」上野千鶴子著より)
大昔、正確な絵画を描くための大道具
暗室の壁に小さな穴を開けると
外の風景が反対の壁に映る。
すりガラスに映しそれを なぞり描きする。
35mmフィルムカメラを使って再現してみる
(裏蓋が簡単に外せるからチョイス)
トレーシングペーパーを貼り付ける。
室内を暗くして
被写体のみを照明これでカメラの中を再現
シャッターを開きっぱなしのB(バルブ)に、
レリーズケーブルで固定
写真中央部分の拡大
わかりにくいが
上下左右が逆に写っている。
このトレーシングペーパー部分が
フィルムというか撮像素子の部分
昔も今もカメラの基本構造は変わってなく
ここが進化してるだけなのだ。
昔、90年代後半のデジカメは
フロッピーディスク1.4Mを挿入し数十万画素
画質も今と比べるとひどかった。
当時、使い捨てカメラ(レンズ付フィルムカメラ)の
画素数換算は3000万画素といわれていたので、
デジカメの評価は低かった。
しかし、現在のCCDやCMOSセンサーの進歩は
目を見張るものがある。
・ワイドレンジのフィルム感光剤
・暗いところにも強い電子の目
・エコロジー などなど
それぞれに長所短所がある。
今現在、フィルムの性能を撮像素子が
追いかけているのか、
追い越したのかはわからないが、
パソコンの高性能化と共に進化し続けているから
これからますます楽しみだ