さて、少し間が空いてしまいましたがシリンダーを組み付けて行きます。

 

動画はこちら。

スーパーカブ110(JA07)シリンダーピストン交換してみたら意外な事に・・・以前2stは交換経験あるが4stは初となります。 (youtube.com)

 

 

前回はピストンを外したところでしたね。

 

超~汚い(笑えない・・・)

 

カム関係も分解しようと考えていましたがバルブスプリングコンプレッサーを

買わないと外せないため今回は断念しました、仕方なくパーツクリーナーで

外観部分のひどい汚れだけ落としておきました。

 

あと天面のロッカーアームを固定しているボルト(8mm頭)を

外そうとしましたが鬼硬いのと最近ソケットに不安があり舐める

可能性が有ったので止めたのも理由の一つです。

 

安物ソケットセットで耐久性はいまいちな感じですので別途購入して

交換を検討中です、ちなみにラチェット本体が半年経たず壊れて新たに

同サイズのものを購入していました。

バイクで8mm頭のボルトは多いのと使用頻度が高いのでここは良い

工具を揃えた方がいいのとディープソケット(細長)も持っていた方が

無難なようです。

 

分解編では触れていませんでしたがジェネレーターカバーを外す時に

ボルト2本ほど舐めそうになり別途購入していたメガネレンチ(8mm

レンチで紹介した工具)のお世話になっていました。

 

ヘッドの掃除ついでにバルブクリアランスの再調整をやっておきました、

基準は0.1±0.02です。

 

次にピストンリングを嵌めておきます、トップ、セカンドには刻印が有る方が

上向きのようです。

 

オイルリングです、凸部分の外側にリングが嵌まるようになっています、

よく出来ていますね。。。

 

他のみなさんの動画を見ていて苦労されているのがピストンをシリンダーに

挿入する時です、リングの隙間を縮めながら通すのですが自分も古いシリンダー

で試しにやってみました。

 

そしたら中々入らないこと!なにこれ???、入れられるの???って思うほど

面倒な作業でした、これを車体に付けたままやるのは困難を極めそうです。

 

動画コメントの欄で先にシリンダーに嵌めておいてから装着したほうが良いと

有りましたのでその方法を実施します。

 

オイルをべったり塗ってリングを縮めながら何とか入れることができた、この

体制でも入れるのは容易ではありません。

 

 

でわ早速シリンダーを組み付けします。

 

新品ピストンピンを入れて動きをみます、問題は無し。

 

ガスケットは嵌めます、あらかじめ表面にオイルを塗っておきました、次回

外す時に楽ですので。

 

下準備が出来たのでシリンダーを挿入します。

 

慎重に・・・

 

コンロッドをピストンに合わせピンを挿入します。

 

クリップ挿入が鬼門と思っていましたがあっさり入ってくれました、

良かったです。

ピストン挿入前に再度オイルをたんまりと塗っておきます。

 

比較的楽に入れる事ができました、先人たちの知恵に感謝です(笑)

 

 

 

フライホイールを回しピストンの動きを確認します、シリンダーも動いてしまうので

押さえながら行います、抵抗は無くすんなり回りました。

注意点としてチェーンは針金等で少し張って置かないとクランク側に巻き込まれます、

ヘマをこいたので気づきました、大事に至らなくでよかったのですが(笑)

 

写真は有りませんがガイドローラーを入れて固定はしました。

次にメタルガスケットを挿入します。

 

ノックピンを忘れずに入れておきましょう(忘れるところでした・・・)

 

ヘッドを挿入。

 

 

カムチェーン側の奥に2本ボルトを挿入、仮止めします。

 

 

ヘッドボルトを仮止めします。

 

対角に締めて行きます(計6本)

 

カムスプロケを仮止め、クランク側の上死点を出してからタイミングを

合わせます。

 

 

チェーンテンショナーのプッシュを挿入して多少のテンションを掛けて

おきます。

 

知っている方も多いと思いますがこれがウッドラフキー、この向きがクランク

シャフトの上死点にあたりますのでジェネレーターカバーを外した時はここを

基準にタイミングを合わせます。

 

カムスプロケを固定します、写真は撮っていませんがホルダーで固定してから

締め込みました、固定していないとトルクが掛けられませんので。。。

 

タイミング調整が完了したらフライホイールを何周か回してみてバルブの

干渉が無いか確認します。

問題が無ければフライホイールを本締めします。

 

スターターギヤを挿入。

 

ジェネレーターカバーを被せます。

 

ボルト止めします。

 

ヘッド回りにオイルを注入。

 

ヘッドカバーを被せます。

 

固定ボルトを締め付けます。

 

油温センサーを移植。

 

排気温センサーケーブル取り付け。

 

スロットルボディとエアクリーナーを取り付け。

 

二次エアを吸わないよう固定したら完成です。

 

写真は有りませんがプラグホールにオイルを少し注入しひたすら

キックを繰り返しなじませました。

 

プラグを装着しオイルを注入、ゲージ上限オーバーで多少多めにし

再度キックし、エンジン内に循環させました。

 

FIのリセットを行いエンジンスタート、、一発で掛かりとりあえず

一安心しました。

 

アイドリングも安定しています👍️

 

その後アイドリングを30分程度、これを1日に数回繰り返しました。

停車時は床に新聞紙を敷いてオイル漏れの確認が必要です。

 

2日間ほど同一の作業を繰り返し3日目に走行確認しました(かなり慎重・・・)

 

回転数の上限を4000回転に設定し慣らし走行です、感覚的には

若干低速トルクが増したかな?程度です。

まだぶん回していないので何とも言えませんがきっと隠れた潜在能力を秘めて

いるはずw(希望)

 

今後も慣らしの状況やその後の状態などブログで書きたいと思います。

 

以上です、ありがとうございました。