中国で仕事があるためビザ申請を行う、今回はMビザ(商用)マルチだ。

現在中国はゼロコロナ政策を中止し日本も5類に移行された、移動による

規制は無くなったがノービザ渡航を中国はまだ解禁していない。

なので渡航する場合は必ずビザの申請を行わなければならずけっこう面倒です。

 

話は思いっきり逸れますが当時ゼロコロナ政策の真っ只中に居ましたのでちょっと

その頃の状況を紹介しておきます(タイトルに書くと面倒そうなので・・・)

 

ちょっと長くなるけどお付き合い下さい。

 

2019年の12月末辺りに中国でもウイルスのニュースは出ていた、当時はSARSと

同じものですぐに沈静化するだろうと思っていた。

 

2020年の1月下旬は中国の春節なので一時帰国した、日本に戻るとクルーズ船の

感染者のニュースが報道されていた。

日本でも騒がれ始めマスクの争奪戦が繰り広げられることになる・・・

 

中国に戻る2日前辺りに本社から渡航禁止令が勧告された、自分は現地採用社員

なので強制力は無いとの事と3月の工場移転責任者でも有ったので戻る事にした。

 

その際、中国工場でもマスクの入手が難しくなっているため日本からハンドキャリー

して欲しいと依頼があり買いだめをする。

 

マスク。

 

体温計(非接触式)

 

杭州萧山空港到着、人が少ない・・・

 

直行バスで近場のホテルまで移動する、人が少ない、車の往来も少ない・・・

 

部屋に入るにはマンションの入り口でパスポートチェックを受ける。

現地でもかなり報道されていたようだ、人々は不要不急の外出を控えている、

そして個別で移動時間等の記録を取られる。

 

工場に出社しようにも工場の稼働停止が勧告されていていつ再開されるか

分からないため自宅待機を言い渡された。

 

マンションの住人に赤紙のカードが配られていて買い物は週に2,3回だったかな?

1世帯1人が許される状況。

 

当時感染源と言われていたのは武漢でなぜここ杭州が厳しくなってるの?と

疑問に思っていたが同じ浙江省内の温州エリアで感染者が発生したからと説明が

有り納得した。

 

自宅待機中に工場から連絡が有り健康コードの登録をして欲しいとの事で

支付宝アプリ(アリペイ)で行った。

 

こいつが初期の健康コード。

登録時の移動先や行動エリアにより緑、黄、赤に分けられる、どうやら

赤は強制隔離で連行黄色は自宅隔離で有る一定の期間が過ぎれば緑と

なり行動制限が緩くなる。

 

そして公共機関の利用、公共の場所での提示が義務付けられた。

 

その後スクリーンショットによる公共機関の不正乗車が横行、それを

を防ぐためにアプリがアップデートされた。

時間表示がされスクショ不可となる。

 

 

うちのマンションにも温州から帰ってきた住人が居て1,2周間?(忘れた)

ほど外出禁止で扉に封印がされていた、これはすごい徹底ぶり。。。

 

数日後にはマンションはもとより公共施設でも非接触式体温測定が義務化された・・・

もちろん工場でも。。。

 

健康コードが緑で有ればさほど制限は受けない、江蘇省無錫の友達に会いに行ったが

江蘇省の健康コードはまた違うため高速鉄道の降りる駅で新たな健康コードの切り替え登録が必要、

これはかなり面倒だった。

 

また、移動の履歴も残さないとならないため新たな証明が追加された。

工程卡である、これも移動した場所によっては色が変化するらしい、そして

ホテルを予約しても泊まれない事もあるようだ。

7日以内に移動したエリア或いはルート(都市名)が表示される。

以降、この2つの証明が印籠になる(笑)

 

同年の5月に会社でワクチン接種の案内が有った、中国製は怖いけど健康コードに

反映されるらしいので受けるしか無い・・・

 

接種の前日になって”外人は別会場で予約が必要です”と言われ受けられなかった、

多分国民優先だったのだろう、それ以降実施される気配は無かった・・・

 

 

翌年7月中旬に訳あって広東省に移動した、、移動して落ち着いた頃(下旬か8月)に

PCR検査の実施を促された、初めてのPCR検査である。

 

PCRを受けるに当たって再度QRコードから健康コードの登録し直しである、これは

健康コードにPCR検査とワクチン接種の履歴が紐づけされる。

 

場所はマンションから目と鼻の先の広場が会場となっていた、テントが設営され

防護服を着た係員に検体を採取された。

 

 

検査結果は翌日反映されました。

 

PCRの検査結果表示 : 阴性=陰性、 阳性=陽性

コロナワクチン(新冠疫苗)

 

第1剂接种第22天の意味は、第一回目接種から22日 である。

写真ではすでに一回目のワクチン接種が終わっていました。

 

ワクチン接種では受付が別れており外人は有料である、場所は民間?の

体育館で規模は大きい、ちなみに費用は100元(約2000円)でした。

一緒に行った人が60歳以上でしたので長い列から離れる事ができた、高齢者には

血圧測定や疾患の有無、薬の服用等の相談ブースが有って接種ぼ可否を判断される、

その分優先的に受けられる仕組みになっている。

接種後は30分ほど椅子に座って安静にします、これは

接種証明を貰います。

 

その後期間を空けて2回接種した。

 

2022年は特に厳しかったと思います、自分の住んでいるマンションの

隣の棟で感染者が出て政府の管理下に置かれた。

出入り口に防護服を着た職員が監視して人の出入りをチェックしていた。

これはまだいい方で場所によってはマンション群全体が隔離対象に

されてしまう事もあるらしいです。

 

隣街で感染者が出ただけで全ての住人にPCRを促す大規模検査が実施、

しかも2日おきに3回は実施されます。

この徹底ぶりは凄い!の一言。

 

 

広東省から浙江省に戻りますが2022年の11月にはPCR検査は

3日間に1回、そして会社用のQRコードが適用され毎日携帯で

読み込んで健康コードを表示しなければならない・・・

もう嫌になりますよ、買い物でデパート行っても同じことを

求められます。

マンションの敷地に入るにもQRコードを読み込んで健康コードを

表示させ無ければならない、ほんとにイヤになりますよ。。。

 

まだ細かい話もありますがここまでにしておきます、本当にゼロコロナ政策に

煽られた住人のストレスは相当なものだと身に沁みて感じています。

 

 

 

ビザの話は次回書きますね。

 

以上です、ありがとうございました。