先日までフェザーに付けており、その座をAKEEYOの AIO-5 Liteに奪われ、ドラッグスターに付け替えられたドラレコを紹介します。

Kaedear(カエディア)製のKDR-D711という製品です。Kaedearは横浜市に本社を置く日本企業で、スマホホルダーやグローブなど多くのバイク用品を販売しており、いずれも高いコスパを誇っております。


このドラレコは前後共ソニー製の高性能HD画質かつIP67の防水防塵性能を持ったカメラを採用しており、夜間でもナンバープレートがはっきり見えます。GPSによる走行ログも記録し、wifi経由でカードを外さなくても動画の確認ができるばかりか、走行中に使用すればバックカメラがわりにもなる画質です。更に、Gセンサー付きの駐車監視機能まで備えて実売¥19,000を切っている、超高コスパと言って過言ではないドラレコです。


写真左端が本体で、小さいスマホよりも更に小さいくらいのサイズで、赤青緑黄黒の5本の配線が出ております。それぞれ前カメラ、後カメラ、GPS、電源、リモコンと接続しますが、接続する機器側も同じ色のコネクターになっているので迷うことは無いと思います。更に前後カメラとリモコンのコードが短めになってて、延長ケーブルが付属しています。本体の設置場所などの関係でケーブルが余ってしまい、収納場所に苦慮するというバイクあるあるをうまく解消している、ユーザー目線に立ったとても良い配慮だと思います。私は前カメラだけ延長して、後カメラとリモコンは延長していません。


黄線は起動時などになるビープ音用のスピーカーと静止画撮影用のシャッターが一体になったリモコンです。本体をバッテリーボックスに収納しているので、シートの右側、サイドカバーの上に出しています。正直、これまでシャッターを使用したことなど一度もなかったので要らない機能かな、とも思いましたが、高速道路走行中などに景色が良いところで静止画を撮影するのもいいかなぁと思います。

ただ、私の場合、先述の通りお尻の下辺りにシャッターがあるので、探している間に景色が変わってしまう気がします😅


後カメラはストップランプの真横、ナンバーのボルトを利用して固定してます。ケーブル延長無しでちょうど良い長さですが、配線を隠しきれていないところが素人感丸出しですね😭


前カメラは、画角に車体が映り込んで欲しくなかったので、ヘッドライトに取り付けました。結構カメラ自体が大きいので悪目立ちしてしまうかもとも思いましたが、あんまり気になりませんでした。まあ、走行中は自分から見えないからかも知れませんが。

【2024.3.22追記】


トップブリッジとハンドルの間、HURRICANEのステッカーの下にある正方形の奥ゆかしいやつがGPSです。黒線で繋がってます。正直、GPSは露出させなくても良いと思いますが、隠す場所もなかなかないのでここにしました。ETCのアンテナもあるのでなんとなく収まりが良いかと思いましたが、気づいたら曲がってました😅


電源ユニットもコンパクトです。駐車監視機能があるのでバッテリーのプラスから直接電力を受ける配線(赤)と、アクセサリー電源から電力を受ける線(黄)と、アース線(黒)の3本の配線が出ています。

赤線はバッテリーのプラス端子に、黒線は車体の無塗装金属部分に、黄線はアクセサリー電源(※)に繋ぎます。

バッテリーのプラスとアースが繋がっているので、キーが刺さっていなくても動作します。駐車中、Gセンサーが振動を検知すると録画が始まります。30秒撮影後に電源が切れますのでバッテリー上がりの心配は無いと思いますが、気になる方は設定でGセンサーの感度の調整もできますし、切ることもできます。

※黄線はアクセサリー電源なのですが、キーを刺して一つ回して"ACC"というところに合わせると一部の電装品のスイッチが入りますよね?(例えばテールランプとか)その時に通電するところから電源を取ります。大体の方が十分な電力を供給しているテールランプから取っていると思います。ただ、KDR-D711に関してはこのアクセサリー電源はバイクの電源が入ったことを検知するためだけに使われており、主となる電力はバッテリーから直に供給されるので、そんなに気にしなくて良いと思います。


これはデイトナ製のD-UNITというもので、バッテリープラス線をバッテリーのプラスに、アース線を車体無塗装金属部分に、アクセサリー線をアクセサリー電源に繋いで使います。

そうすることにより、D-UNITから出ている出力用の赤線が全てアクセサリー電源となり黒線が全てアースとなるので、電装品の取り付けが楽になります。また、D-UNITもアクセサリー電源はスイッチオンを感知するだけで主電力はバッテリーから直接供給されるのでアクセサリー電源の取り付けについてあまり気にする必要はないかと思います。


私は↑のようなヒューズボックスから電源を取り出すパーツを購入して、


SIGNAL(ウィンカー)のヒューズのところに刺して、そこからアクセサリー電源を取っています。そうすれば純正の配線を一切傷つけずに電装品の増設ができます。ただし、気をつけて欲しいのが、ヒューズ電源のアンペア数は刺す位置のアンペア数と同じにすることです。低いものを使ってしまうとすぐヒューズが切れてしまいますし、大きなものを使うと本来流れてはいけない大電流が流れてしまうので、どこか他のパーツがダメになるか、最悪、発火する恐れがあります。

また、刺す向きにも注意が必要です。通常、ヒューズには極性(プラスとマイナスの区別)はありませんのでアンペア数とタイプさえ合っていれば適当に刺してOKです。しかし電源取出しとなると話は別です。よく見るとヒューズ電源はどちらかの端からケーブルが伸びています。このケーブルが付いている方を上流(バッテリーに近い方)にしてあげないといけないのです。下流側にしてしまうと、元々の電装品が使う電力とヒューズ電源から取り出した電装品が使う電力の合計が元々のヒューズのアンペア数を超えてしまう確率がとても高くなります。だって、元々の電装品に合わせたヒューズが付いていたところに差し替えているのだから当たり前ですよね。

そうするともちろんヒューズが切れます。ヒューズ電源は安価なものですが、このことを知らずに何度も無駄にしてしまえばチリツモで勿体無いです。ぜひテスターを購入してプラスマイナスの区別やアクセサリーと常時電源の区別、それ自体が電源を持ったテスターであれば回路の異常も発見できますので、活用してください。電装品は舐めてかかるととても危険です。十分ご注意を。