こんにちは
麗人社の吉田です
さて突然ですが、日本を含めて世界には様々な美術館や博物館があります
それぞれの国の特性があったり
館ごとにイベントの内容が様々だったりと
行けるのであれば全てに足を運んでみたいところですが
中々そうはいきませんよね(笑)
そこで、定期的にではありますが世界の美術館・博物館を紹介していきたいと思います
まず第一回目は
プラド美術館
なぜかというと、本日11月19日は記念すべきプラド美術館の
設立記念日だからです!!
元々は1819年11月19日に「王立美術館」として開館しました。
そして1868年の革命の後に現在の「プラド美術館」に改称されました。
【Museo del Prado】公式HPはコチラ→https://www.museodelprado.es/
開館して200年を迎えるわけですね・・・
その頃日本は文政の時代ですから、まだ江戸幕府が存在していた時代ということになります。
現在は、スペインには国立の美術館が14館あり
その代表格がこのプラド美術館と言えるでしょう。
ちなみに、その国立の美術館の一つでもある『国立装飾美術館 』は日本ともつながりが深く
日本の装飾美術品が数多くコレクションされていることでも知られています。
また、2013年に「日本スペイン交流400周年」を記念して開かれた
「支倉常長とその時代展」の際には日本から当時皇太子だった天皇陛下が
ご訪問され鑑賞されています。
【国立装飾美術館】公式HP→http://www.culturaydeporte.gob.es/mnartesdecorativas/portada.html
プラド美術館のコレクションの基礎はフェリペ2世とフェリペ4世が築き
エル・グレコやベラスケス、ゴヤといったスペイン黄金時代を象徴する
芸術家たちの作品から、フランドルやイタリアなどの外国絵画も多く収蔵されています。
ディエゴ・ベラスケス『ラス・メニーナス』
エル・グレコ『胸に手を置く騎士の肖像』
フランシスコ・デ・ゴヤ『我が子を食らうサトゥルヌス』
その数も大変多く、約7600枚の油彩画から、約1000の彫刻作品
他に版画や素描の作品などを含めスペイン最大のコレクション数をほこります。
ちなみにフランスのルーヴル美術館、ロシアのエルミタージュ美術館を含め
そのコレクション数と規模から『世界3大美術館』ともいわれています。
(まあ世界3大美術館の”定義”はありませんが・・・(笑))
スペインの首都・マドリードの中心部に位置し、その近辺には
パブロ・ピカソの「ゲルニカ」が収蔵されている『ソフィア王妃芸術センター』や
『ティッセン=ボルネミッサ美術館』、前述した『国立装飾美術館』などがあり
”芸術の散歩道”とも呼ばれています。
最寄駅はマドリードの地下鉄「Banco de España」(バンコデエスパーニャ)駅と
マドリード最大の駅でもある「Atocha」(アトーチャ)駅です。
フランス、イタリアと合わせて芸術大国とも呼ばれるスペインですが
観光でも訪れる方は多いと思います。
バルセロナや、セビリアなど色々魅力的な都市も多いですが
是非、スペインに訪れた際には
プラド美術館に足を運んでみてください!!
ではまた!
麗人社
吉田
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