さくらまつりを振り返って。 | 美塾塾長 内田裕士オフィシャルブログ「人のために美しく生きる」Powered by Ameba

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奇跡は未来の
当たり前になる。




つまり、
今の全ての当たり前が
昔からしたら奇跡なんだってこと。




すい臓がんの肝臓転移
ステージ4B



というかなり進行の進んだがん。
余命宣告をされるようながん。


それも
片足も切断
されている状態で。


その状態で、

深夜のスナックで、
酔っ払い30人の前で、
髪をビシッとリーゼントにして、
サングラスをかけて、
肩にYAZAWAのタオルをかけて、


「止まらないHa~Ha」


を熱唱するんです。



そして、
オーディエンスはみんな、
立って大騒ぎ。

「Ricky! Ricky! Ricky!」

Rickyコールが鳴り止みません。



彼は最後に言いました。


「来年もまたここで
   会おうぜ!」


全員が会えるって思いました。

今日までの奇跡が、

明日からの
当たり前になった瞬間でした…。





・・・





舞台「流れる雲よ。」のオープニングで、


特攻隊の方から


日本は今、いい国ですか?


と聞かれます。


咄嗟に思いつくのは、


「はい!おかげさまでいい国です!
   ありがとうございます!」


という気持ち。

でもそれはすぐに自分の周りを
見渡した意見にすぎないことに気付きます。



本当に・・・?



未来に希望を見出せず、
引きこもる子供たち


親子の痛ましい事件


当たり前に
自分の顔が好きじゃない女性たち


止めることが出来ない地球温暖化


彼らが、空の上から僕たちを見て、

笑ってくれるかな?


もちろん、
先人たちは、どんな僕たちでも、
温かい目で見守っていてくれるはず。


「いろいろ悩んでるみたいだけど、
   明日も生きられていいね。

   お腹が空いたら
   すぐにご飯が食べられていいね。

   女の子はみんなお化粧できていいね。」



僕たちは先人たちにとって
奇跡のような毎日を生きています・・・。



・・・



今年も無事、

さくらまつりに参加させていただき、


英霊さんたちに、
1年の感謝と今年の誓いを伝え、
献杯をしてきました。


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主催の人財育成JAPAN
永松茂久さんは、
(以下、尊敬を込めてしげにぃと
呼ばせていただきます。)



昨年、
お母様のたつみさんを亡くされました。
飲食店経営者、ベストセラー作家を経て、
いよいよメンタルトレーナーとして
本腰を入れようとした矢先のことでした。



すい臓がんの肝臓転移。


しげにぃは息子として、
メンタルトレーナーとして、
お母様と向き合いました。


それでも、
お母様は旅立たれたのです。


きっと、
お母様を亡くされた辛さと共に、
いよいよこれから本格的に
進まれようとしていた
未来の選択に対する自信をも
奪われたかもしれません。




そしてその悲しみに
追い打ちをかけるように、
さくらまつり for you ファミリー
Rickyさんのガン発覚。


しかも、同じ

すい臓がんの肝臓転移。


しげにぃが「リキ兄」と慕う
Rickyさんですから、

当然しげにぃとお母様の成り行きを
見守っていましたし、
お母様が旅立たれたことに対する
しげにぃの心境は
当然察していたと思うんです。


そんなRickyさんが
しげにぃに言いました。


「俺のメンタルトレーナーになってくれ。」


しげにぃは、

「いや、ちょっとさすがに俺、
   自信無いですよ…。」



Rickyさんはひきません。



「俺はしげ、お前と乗り越えたいんだよ。」




Rickyさんは、
しげにぃの揺れた心境を察して、
ご自分の病気を使って、
しげにぃの未来に、しげにぃの夢に
貢献しようとしているんじゃないか?

そんな風に見えたのです。



もしそうだとしたら、

自らの命を懸けて、仲間の夢に貢献する姿。

そんな人生を生きている人がいます。


自分が末期ガンになった時に、
仲間の夢のことなんて
思い出せるでしょうか?


そんな価値観の人がいるんです。



しげにぃは揺れます。
でもとてもじゃないけど、
「はい!」
なんて言えない。


悩みの中にいた時に、
お父様から
お母様の手紙を受け取りました。


そこには、

茂久を生んで幸せだったこと、
厳しくして申し訳なかったこと、
そして、一緒に人生を生きて
楽しくて楽しくて仕方がなかったこと。
病気になってから茂久に
ずいぶん元気づけられたこと。


が書かれていました。


そして最後に、


茂久は日本一の
メンタルトレーナー
になるよ。


と書かれていたのです。



しげにぃはこのお母様の言葉で、
覚悟を決めました。


Rickyさんの
メンタルトレーナーをすることを決め、
早速「Ricky復活祭」を開催し、


そして、
今回のさくらまつり

「奇跡」

へと繋がるのです。




Rickyさんは、
さくらまつり2日目
オープニングの講演でした。

義足をつけながらも、
何故かロックスターが
ステージに上がるかのように
カッコいいRicky。


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不謹慎かもしれませんが、
義足の硬い金属めいた動きが、
エレキギターみたいに
カッコいいんです。


そして開口一番、

「みんな何のために参加してるんですか?
明久兄さんが大切な話してるっていうのに、
ガヤガヤうるさいままだし、
携帯でゲームしてる人までいましたよ。
俺はいつまで生きられるか
分からないんですよ。
だから1分1秒が大切なんですよ。
気持ち入れられない人には
帰っていただきたいくらいです。
今一度、何のために参加してるのか、
考えてみてほしい。」



Rickyさんの人生に触れながら、
この言葉を聞いて、
本気にならない人がいるでしょうか?


まさに命を懸けた、
魂の講演でした。


そこから全員のあり方が
シフトしました。



強く厳しい、
そして楽しく愛に溢れた
さくらまつりとなりました。



さくらまつりの打ち上げの三次会。
Rickyさん行きつけの、
ステージ付きカラオケスナック。


あれだけのことをやり切ったしげにぃが、
氣志團のワンナイトカーニバルを
全力で踊って会場を温めます。



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あれだけのイベントを終えた
主催者が、
あんなに疲れること、
普通出来ないです。
汗ビッショリかいてました。

これも憶測ですが、
しげにぃは別に踊るのが
好きなんじゃないです。

最後の最後まで
全力で人を喜ばせてるだけなんです。

さらにこの日は、
次に繋げる意図もありました。

だって後半は、
Rickyオンステージですから…。


Rickyさんが改めてステージに。

サングラスをかけさせられ、
タオルを巻かれ、

望むところよ!

と言わんばかりのRickyさん。



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全力で熱唱!
ここからは前述の通りです。



全力で唄う
Rickyさんのステージの脇で、


しげにぃが人知れず
泣いてました。



大切な仲間のために、
受けた恩を果たすために、

全力で生きる男の姿は
なんせカッコ良く、

そして美しい。


そんな生き方を、
僕たちも望みさえすれば、
選択出来るんです。



人ってスゴいし、

人生ってスゴいと思う。



こんな奇跡みたいな出来事を
未来の当たり前にするために、
これからも精一杯生きていきます。






そして最後に、



さくらまつりが終わってから
改めて東京でお会いした
しげにぃが言ってくれた言葉。




「なぁヒロシ、
俺やっぱ実業家にあんまり興味ねーんよ。
ヒロシもそうだと思うんやけど、
俺ら啓発家やねーんかな。
ヒロシも人を啓発してるやろ?」



これにまたスイッチ入りました。




啓発家




そう。



自己啓発セミナーが
やりたいんじゃなくて、



僕たち、
人を直接、
啓発したいんです。




そして、
この時代、日本に生きていたら、


人を啓発することこそ、
今やるべきことだと思うんです。




明日の当たり前になるような、
奇跡を創るために…。



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