それはそれは美しい所作で、
舞うように、
祈るように、
その場を祓うように
清めるように。
あるいは、
それらすべての目的を超えて…。
全ての所作に残心。
今日を生きる覚悟が生まれ、
そんな「今」に感謝が溢れる。
明らかに自分のためでなく、
仲間のため、大切な人のため、
宇宙のために、自分を捧げる…
…ことが自らの喜びなんだと。
息を合わせることは、
個の努力や、
集合練習による反復だけでは
たどり着けない。
実は、
この場にあるものを
感じるのだということ。
あの場にあるものに
触れた者のみが、
それ以降、その流れを汲むように
生きられるのだ。
それをもしかしたら、
「信じる」
と呼ぶのかもしれない。
「一緒にいる」
と呼ぶのかもしれない。
明日から、
何度も忘れそうになりながら。
あれに触れようと、
触れ続けていたいと、
生きるのだ。
その連続による
人生の軌跡を
必然と言うのかもしれない。
これが天命なのかもしれない。
「今ここ」
の究極の姿かもしれない。
感動の先に、
【新しい当たり前】
がある。
昨日まで感動のピーク
と思われていたあの瞬間。
明日からは、
あの瞬間の時の
自分の状態のまま生きていけ
ってことなのだ。
そう、
奇跡のような時間は、
あなたさえ意識的に取り組めば、
【新しい当たり前】
になるんです。
先日、3ヶ月に渡る
3分メイク披露
〜団体の部〜
を無事終えることが出来ました。
みんな、
とてもとても美しかった。
当日来れないのに、
3ヶ月トレーニングを
続けた人もいた。
1日の内、子供がいない1時間。
毎日毎日練習して、
選抜されたことに涙した人もいた。
仲間のメイクを見て、
涙が流れた人もいた。
そんな映像を、
しばし後に全世界に
ご披露させていただきます。
世界中の人に観て欲しい。
人の美しさを
再定義する機会になると思う。
終わった後、
僕はみんなに
「羨ましい」
と言った。
僕じゃない誰か、
のような声だった。
何人かが、
その人じゃない誰か、
のような顔で泣いた。
もしかしたら、
前に果たせなかった何かを、
やっと果たし始めて
いるのかもしれない。
また途中で、
僕の命も終わるかもしれない。
でも、もう大丈夫。
師匠が教えてくれました。
「志は死なない。」
って。
