今日2/11は、
僕にとって特別な日。
おばあちゃんの命日なんです。
そして、
おばあちゃんが亡くなった
ちょうど1年後の同じ2/11、
母と台湾に行きました。
初めての2人旅行でした。
行きの飛行機で母が
「ひろし!目標設定しよ♫」
と言うので、
(当時の母はやたらと
目標設定をしたがる人でした。)
僕も将来の目標を
紙に書き始めることにしました。
そこで初めて美塾の理念、
☆「らしさが美しい」を文化に…
という抽象的な表現を、
☆メイク業界の公文式を目指す
という、思想が実現されたと言える、具体的な形で思い描けたのです。
そして、この日から
やはり講師を今から育てないと、
この想いは果たせないと分かり、
その想いが講師養成クラス開催に
繋がるのです。
僕が新たな想いで
目標を書き終えた時、
母はいびきをかいて寝ていました笑
そんなこんなで台湾に着くと、
事件が起こりました。
2人でホテルのチェックインを済ませ、早速台湾の街を散策することになりました。
土地勘も無く、あてもなく、
フラフラと歩いていると、
前からおばあちゃんそっくりの
ご婦人がニコニコしながら近づいてくるのです!
「日本の方ですか?」
なぜ話しかけてきてくれたのかも分からないほどの世間話をして、
彼女はニコニコと立ち去っていきました。
彼女が立ち去った後、
僕と母は信じられない、という顔で目を見合わせました。
「今の…おばあちゃんだよね…。」
と言った母の言葉に、
「うん…。俺もそう思った。」
と答えながら、
おばあちゃんが会いに来てくれたことが分かりました。
そして、あの笑顔が、
飛行機で立てた目標に対して、
「それでいいんだよ(^∀^)」
と言ってくれたように感じました。
そしてその年の3/9に
佐佐木順子さんと出逢い、
その翌年の2/11に
順子さんが初めて教室を開きます。
初めて、僕以外の講師が美塾を開いた記念の日になったのです…。
いつもいつも笑っていた
おばあちゃん。
僕と会うと嬉しそうに
「ひろしちゃん♫」
と呼びかけるおばあちゃん。
いつも急に帰ってくる僕に驚いて、
あわてて自分の部屋で髪をくしで整えてから現れるおばあちゃん。
僕の同級生から電話があると、
「ひろしちゃんとさくら(当時飼っていたネコです)はどこに行ったか分かりません♫」
と小ネタで答えていたおばあちゃん。
おばあちゃんが亡くなった時も
仕事をしていた僕。
そのことを後悔していた僕に
少しして母が
「ひろしはいっつも家にいないで、おばあちゃんの最期も付き添えなくて、どうしようもない子だと思っていたけど、よくよく考えたらいっつも家にいないから、たまにしか会えないから、いつまでもおばあちゃんにとってアイドルだったんだろうね。ひろしと会うと嬉しそうだったもんね。」
と言ってくれたことが、
僕の人生を現していて、
救いになりました。
ずっと一緒にいられることが、
幸せの唯一の形ではない。
誰かを「会いたい」と想い焦がれているその瞬間も幸せなのであれば、
時空を超えてたくさんの人の幸せに貢献できるし、
誰もが幸せに生きていける。
おばあちゃん、
今も僕を見守ってくれていますか?
おばあちゃんとまた
会いたいなぁ…。
そう。
この想いも、
僕を幸せにしてくれています。
今日も精一杯、
ひろしちゃんを生きます。