目標を設定して、それに向かって歩きだすと、現実化への道を歩きだすことになります。
「でも、毎年新年や４月にやってるんですが、いつもうまくいかないんです」
コンサルコースで、目標を設定していただくと、こんなふうに言われます。
そうですね。
一般的にいって、そういう方がほとんどだと思います。
学習塾でも生徒達を１２年間指導してきましたけれど、そのなかで、
とてもするするとうまくいくコツがありました。
まじめなこと。
ではないんですね、これが。
まじめな生徒は、確かに伸びます。コツコツとやってくれますから。
それは、とても素晴らしいんです。
ですが、あるところで、限界がきたりします。
長く後追いをしていますと、どんな子が人生全般で伸びているかといいますと、
「楽しんでいる子」なんです。
伸びるといっても、社長になって大金持ちになるとかそういうことではなく、
人生全般で、なんていうんでしょう、
最期死ぬ時に「いい人生だったよね」と言えそうな人生、といいましょうか。
ですから授業や指導も、楽しい雰囲気になるようにしていました。
そのほうが、勉強の能力も伸びるんですね。
あまりやりすぎると生徒たちによっては制御がとれなくなりますので、
うまいバランスが必要なんですが。
よくハチマキを巻いて、「競争競争！」「勝つ！」を掲げて有名になっている学習塾も
ありましたが、あれはカンフル剤のようなもので、その時は即効性があっても、
あとで限界がきがちです。
「競争」をゲームのように楽しくもっていければいい面がでますが、
「しめつけ」のほうにもっていかれると、人生全般でみると、
後でかえってつまずく原因になったりもします。
ようするに、「楽しんでいる」というのは、即効性もありますし、
人生全般を良くするのに、これほどいいコツはないのです。
ですから、コンサルコース生の皆さんには、「楽しんでいる」ことを
大切にしてもらっています。
学習塾の生徒さんたちに成果が出たように、コース生の皆さんにも
成果が出ています。
子供でも大人でも、同じなんですね。
最初の話に戻りますと、目標を設定してうまくいかないのは、
楽しんでいないからなんですね。
もうね、がんがん楽しんじゃえばいいんです。
たとえば、「半年後に５キロダイエットする」という目標をたてたとします。
そのためにやることを決めたりしますが、
栄養バランスのとれた自炊を毎日するつもりだったのに、
仕事で疲れて、コンビニでお弁当を買ってしまったとします。
それが、一週間続いたとしますね。
その時、
「今日もできなかった」
「なかなかうまくいかない。やっぱり私はだめなんだ」
と思うんじゃなくて、そのなかで今すぐできるちょっとの工夫を
やってみてください。
ダイエットでしたら、食べる順番でかなり成果がでますので、
お弁当を食べる時に、野菜、おかずから食べればいんです。
くっきり、野菜、おかず、その後、白ごはんだけではつらくなるので、
野菜、おかずを半分食べてから、ごはんに手をつける、などしてみてくださいね。
ほら、そのままお弁当を食べるより、ちゃんとダイエットできたでしょ？
ちゃんとできたのですから、自分をほめればいいんです。
「今日はちゃんとダイエットできた～～♡」
「これで２００グラムは減っちゃうよね～～～～♡♡♡」
「できなかった」「だめな自分」と落ちこんでお弁当を食べるのと、
「できた～～♡」「２００グラム減っちゃうよね～～～♡♡♡」と
鼻歌歌いながらお弁当を食べるのと、
どっちが、ダイエットできると思いますか？
もちろん、後者ですよ。
今できるちょっとの工夫を、楽しんで毎日やっていればいいのです。
それがね、遠回りのように思えても、「絶対！」に望みを現実化する方法なんです。
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