「女性は気がきくほうがいい」
と、思っている方は多いです。
男性だけではなく、女性もそう思っていたりします。
以前に、東山紀之さん、柴崎コウさん主演の「○○妻」というドラマがありましたが、
ストーリーは無視して言いますが、あの夫婦は、気持ち悪かったです。
コウさん演じる妻が、東山さん演じる夫に気を遣いまくっていました。
まるで、夫に気を遣うことが、人生そのものであるように。
あんな夫婦今どきいないと思ったりしますが、コンサルをさせていただくと、
あんがい、恋人、夫婦関係であれに近い関係になってしまって
苦しくなってしまっている女性は多いです。
あの夫婦の形は、幻想ですね。
お互いの幻想です。
そして、形としては現代のカップルらしく、もっとさばさばしていても、
心の中に、互いにあの幻想があります。
その幻想のために、女性のほうは「罪悪感」を持っていることが、
思った以上に多かったりします。
そして、男性のほうは、「やってもらえない不満」を持っていたりします。
私は、育った環境のせいか、もともとの魂がそうできているのか、
そういう幻想を、まったく持っていなかったりします（笑）。
ですから、田舎で結婚していて大変だったでしょうと思われることもあるのですが、
実は、そう大変ではありませんでした。
元姑とぶつかることはありましたが、私の個性が強かったので（汗）、
元姑もまわりのおばあさん達も、そういうものだと思って（あきらめて？）くれていました。
それに、おばあさん達も、とても元気でしたよ。
おじいさんたちは、皆さん、おばあさん達の後ろで、小さくなっていました。
あれが、本来の姿なんだろうな、と思うのです。
それを、「女性は気がきくほうがいい」という幻想を、まともにとらえてしまっている方は、
その度合いが強ければ強いほど、苦しくなってしまっています。
何で苦しくなってしまっているのかというと、
「罪悪感」と「被害者意識」の両方でです。
この２つの間を、行ったり来たりしています。
自分の好きなようにふるまえば、そのたび、「罪悪感」を味わい、
自分を抑えてふるまえば、そのたび、「被害者意識」を貯めていきます。
以前、やっていた学習塾のことで、「元夫が講師を、その他のことは私が全部
やっていました」、と書きましたところ、フェイスブックで、
「女性は、めんどくさいこと、全部やらされるんですよね」と
コメントしてくださった女性がいます。
私は、ちょっとびっくりしたんです。
そんな発想をしたことが、なかったんですね。
学習塾をおもしろがって経営していたので、そりゃ自分でやりますよ、と。
離婚したというと、相手がひどい人だったという認識にもなるんだな、と
それもけっこう驚いたのです。
価値観や波動が合わなくなれば、結婚も人間関係の１形態ですから、
そこで終了するのは、とても自然なことだと私は思うのですよね。
もう少し、「罪悪感」や「被害者意識」から自由になって、
「自分の楽しい人生を創る」ことに、
集中したほうがいいと思うのです。
ここがクリアされずに、ＤＶやモラハラ男性と別れても、
また同じような人と同じ関係になってしまったり、
親兄弟との間で、同じような関係で苦しまれてしまっている方も多いです。
根っこが、改善されていないからですね。
皆さん、
「女性は気がきくほうがいい」なんて、幻想ですよ。
以前住んでいた田舎のおばあさん達は、小さくなったおじいさんたちの前に出て、
皆さん、元気に楽しそうでしたよ（笑）
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