朝はまだ小雨。
夜はどうなるんだろう。
.本屋のレジでご自由にどうぞのしおりは、
『紙の月』 映画化！ だった。
..
宮沢りえさん主演、11月15日封切りらしい。
.これは
角田光代さん原作。
.角田さんは児童文学も書いていて
『キッドナップツアー』が好きだった。
.素直な文章で情景と心の動きを描いている。
.私は「好き」なものは
ほんとに好きだから
『キッド』は全文5回書きうつした。
.で、
『紙の月』
ＮＨＫで1月にドラマでやっていたのを
５回中の最後の２話だけ見た。
.こちらは主演は原田知世さん。
まだまだかわいらしい感じが残っている。
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で、
2話だけ見ていつものようにテキトウに
書いちゃうけど、
.なんだか女の人って哀しいと思った。
.（ネタバレ注意）
.主人公梨花は４１歳の主婦。
子どもがいなくて夫と２人暮らし。
.家庭のことをきちんとやる奥さんなんだけど
夫は軽視している。
.
作っておいた手料理より
外食を優先させたりする。
.「あなたは私を必要としてくれているの？」
と聞くけれど
夫はあんまり受けとめない。
.で、むなしくなって
銀行にパートに出るんだけれど
誠実な人柄でお年寄りたちに信頼されるようになる。
.そして
.そして
.なんと
.２０歳近く年下の光太に
どんどん貢いでいき、
.しまいには顧客たちから
１億円横.領してしまうのだ。
.そんなだいそれたことをやるって想像できない
.ふつうの～いや、ふつうより
まじめなきちんとした奥さん。
.きっかけは
光太から「魅力的な女性」と
言われたこと。
.
(c) .foto project
.
光太も初めはほんとにそう思っていて
貢いでもらおうなんて思っていない。
.でも梨花がどんどん買い与えるうちに
おかしくなっていく。
.さんざん貢いでもらって同年代の恋人を作って
去っていく。
.これは男の子が悪いというより
梨花が悪い。
梨花がそうさせちゃった。
.これ、
自分の子どもがいたら
子どもに同じことやるんだろうなと思った。
.精神的に貢ぐっていうか、ね。
.梨花にとって光太は子どもの代わりだったんだろう。
.梨花は学生の頃から
「誰かに必要とされないなら
存在する意味がない」
.と言っていた。
.これが、元凶だよね。
.梨花の友達の
亜紀は買い物依存症で離婚。
娘にもお財布のように扱われている。
.もう１人の友達
木綿子は貯蓄にはまって
節約こそが大事、という感じで
あげくに夫に浮気され
まじめな娘は「買ってもらえない」と万引きをする。
.なんだかみんな不幸。
.もとはみんな一緒。
無価値感だよね。
.自分のことを無価値だと思っているから
「魅力的な女性」と言ってくれた人に
必要とされなくちゃと思ってしまう。
.無価値だと思っているから
買い物して店員に大事に扱われたくなる。
.無価値だと思っているから
節約するりっぱな主婦になろうとする。
.もっとテキトウでいいのにな。
.そう思わせちゃう
親とか学校はけっこう罪つくり。
.目先の成績より
長い人生の幸せが大事だよ。
.ではまたね。
夜投稿予定。