全ての人が持つ美しさを引き出し、
笑顔の未来を作ります。
メイクアップ研究家の福井美余です。
エネルギッシュな街、ソウルから帰ってきて思うのは
やっぱり家っていいですね。
自然に囲まれながら
のんびりゆったりしている猫達と居ると
４０代半ばになって、
やっと自分に合う居場所を見つけられたんだなぁ
なんて思いが湧き上がってきます。
ソウルにいる時に、美余ママが
子供の頃のわたしの写真を送ってきました。
１日の大半を、猫といるか絵を描くか
本を読むかで過ごしていたので
よくこんな感じの、物思いに耽っているような表情をしていました。
保育園にいくと、周りの子達と同じように
サクサクと早くできないことが多くて
たった４歳か５歳の小さな体で
必死に世間に合わせようとしていて
人生で、一番苦悩が多い時期だったような（苦笑）
自分が良いと感じるものや、自分が好きだと感じるものが
どうも世の中の流行りと違うので
自分って普通じゃないのかな？
普通になりたいな、なんてよく思っていました。
おまけに保育園で一番背が高かったので
ただ居るだけで目立ってしまい
よくイジメの標的になっていました。
それでも、何も言い返せないしやり返しもできない。
ただ、耐え忍ぶのみ。
自分に自信が持てなかったからです。
今から４０年前の話なので
とにかく普通が一番
という時代の真っ只中にいたし
心理学もコーチングも、多様性なんていう言葉もなかったので
どこに自分の救いを求めれば良いのか、さっぱり分からない頃でした。
この頃は美余ママも、なかなか周りに溶け込めない我が子に
ずいぶん悩んだことだろうと思います。
この後、小学２年生のときに
わたしの描いた絵が日本一に輝いたことをきっかけに
ほんの少しだけ、自分を好きになることができました。
絵が日本一に選ばれた理由が
人とは違う感性を持っている
ということだったからなんです。
ひまわりを描くのがテーマだったのですが
みんなが、太陽に向けて大きく
花びらを広げたひまわりを描いた中で
わたしだけが、ひまわりがすっかり枯れて
茶色くなった種取りの風景を描きました。
生まれて初めて
人と違う
ということを褒められて
もしかして、わたしにも良いところがあるのかも？？
みたいな感じの、まだ小さな自信の芽。
１枚の絵をきっかけに芽生えた小さな自信の芽は
その後、何度も枯れそうになったのだけれど
年を重ねて、いろんな経験をしていく内に
人はそれぞれ違って良いんだ
他人にどう思われるかより、自分らしさを大切にしよう
そう思えるようになりました。
そして、メイクを教える仕事を初めてから
たくさんの生徒さんと話をするうちに
実は多くの人たちが、わたしと同じように
自分らしく生きられなくて
苦しい思いを抱えていることを知りました。
いま、わたしが仲良くしている友人も
普通っていう言葉に苦しんだ経験があって
自分らしく生きることを伝えている人たちばかりです。
めっちゃ気が合う。
堀ママとか青木千草さんとか。
大切な友人の一人、青木千草さんが新刊を出しました。
その名も
大丈夫、死なないから
本の冒頭にこんな言葉が書いてあります。
「自分に自信がなくて、言いたいことが言えない」
「他人の目が気になって、やりたいことができない」
「自分の人生を生きている気がしない」
と、生きづらさを抱えているあなたのために書きました。
千草さん、子供の頃に読みたかったわ（笑）
そして、わたしみたいな子供を持っている
お母さんにも読んでもらいたいな。
きっと心が軽くなって、生きやすくなるはず。
千草さんの新刊はこちら
千草さん新刊「大丈夫、死なないから」はこちら
そうそう！
千草さんの出版記念で
7月3日（月）6：30am〜
インスタライブをします。
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