世界で最もひとを救うこと

世界でもっともひとを救うことって
笑顔の他にないと思う。

親や子供や恋人・・・。

大切なひとの笑顔がみたくて
大勢のひとが頑張ってるんじゃないかな。

わたしがメイクを教えてるのって
女性がキレイになることがゴールではなくて

キレイになったことで
喜ぶ笑顔が見たいからなんですよね。

こんにちは！
福井美余です。

笑いを取りたくて
アフロなどかぶってみるわたし・・・。

こういう楽しそうな感じ
めっちゃ良いと思うな〜。

あゆみの小部屋に出演して
大笑いでアフロをかぶっている動画
》》》あゆみの小部屋



大阪の出版記念セミナーでも話たのだけど

わたしの育ての親のおばあちゃんって
本当に笑わないひとでした。

辛くても泣かないし
腹が立っても怒らない

それって我慢強さに満ちているけど。

笑うこともなかったです。

おばあちゃんが亡くなったとき
末っ子である母が最初に言ったのが

一度も笑ったことがなかったね

という言葉でした。

おばあちゃんが亡くなってから
ときどき夢を見ます。

風邪をこじらせて肺炎で亡くなったので
※とはいっても９２歳で老衰だったのだけど。

おばあちゃんに、風邪を引かせないようにと
あの手この手で、必死になっている夢です。

寝起きが良いとは言えなくて
夢の中でもけっこうヘビー。

罪悪感

という言葉を聞くたびに
この夢のことを思い出します。

ところがこのお盆。

おばあちゃんが亡くなって１５年近く経ってから
今までにない夢を見ました。

そこには風邪を引かせてしまった
罪悪感はどこにもなくて

おばあちゃんとわたしで記念撮影をしようと
おばあちゃんがメイクをしてもらっている夢でした。

メイクさんの眉メイクが下手で
わたしがイラっときてダメだしてるのだけど（笑）

夢の中で、おばあちゃんの横に座って
肩を抱いて、一緒に写真を撮ってもらいました。

わたしもおばあちゃんも、２人とも笑顔でした。

本当にあったことのように
鮮明に思い出せる、宝物のような夢です。

目が覚めたとき

１５年経ってやっとだな。

やっと。

上手く書けないけれど、そう感じたんですよね。

残念ながらわたしは

世界で一番笑ってほしかったひとの笑顔を
生きているうちに見ることができませんでした。

ところが、おばあちゃんが亡くなったとき

死化粧をしてキレイになったおばあちゃんの姿を見て
みんなが笑顔になる瞬間を見ることができました。

おばあちゃんに死化粧をしたときに
子供たちや孫がみんな笑顔になったときは
とても嬉しかったです。

生きていたとき
おばあちゃんと会って

みんなが楽しそうに笑う顔って

見たことがなかったので

メイクでキレイになるのって
ひとを笑顔にするんだな

そう素直に感動しました。

その感動がいまも続いていて

メイクで女性がパーッと笑顔になるのが好きで
メイクを教える仕事をしています。

キレイって、ただ見た目を
美しくするだけでは終わらないんですよね。

その先には、自分が自信を持てて幸せに笑ったり
まわりのひとたちが笑顔になってくれたり。

キレイになった先には
ひとの心を救うことがたくさん待っている。

わたしも夢の中ですけれど

メイクをして一緒に写真を撮ってもらった
おばあちゃんの笑顔に１５年分の罪悪感を救われました。

周りのひとを幸せにするのも
自分のことを幸せにするのも

じつは、そんなに難しいことではなくて。

なるべく笑顔で過ごすこと。

これに尽きるんじゃないかな。

メイクって、キレイのためではなく
もっと先にある笑顔のためにあると思う。