こんにちは!
福井美余です。



自宅まで30秒の悲劇編のつづきです。




30代半ばくらいから


少しずつ飛行機が
怖くなりました。



37才になったとき


とうとう怖くて
乗れなくなりました。


長時間のタクシーや
長時間、人の運転する車も


怖くなりました。



どうしても



車に乗らないと
いけないときは


しっかりシートベルトを締めて
ずっと手すりを持つ、みたいな。



自分でもなんで急に
飛行機や車が怖くなったのか


全くわかりませんでした。



まあ、乗れないんだから


仕方ないよなー


くらいに思っていた訳です。



日時生活で
困ることもなかったし。



なんの雑誌だったかは
忘れたけれど


中井貴一さんのインタビューを
読んだときのこと。



37才で亡くなられた
お父様と同じ年齢になったとき。



不思議な感じがした。



父親が亡くなった年まで
自分は生きることができて


生きることへの
怖さがやっとなくなった。


そんなことを
お話されていました。



私は叔父と一度も
会ったことはないし



普段は意識することって
ないのだけれど。


事故のニュースを見たときなどに
ふと、頭の中をよぎります。


自分の中で


37才までは生きられるけど


その年を過ぎたら


叔父さんみたいに
なるかもしれない。




そんな怖さが


刷り込まれて
いたように思います。






智ちゃんが



ブータンやインドに
行ったときのことを話してくれて




堀江さんも


出雲と東京をしょっちゅう飛行機で
移動してることを話してくれました。


へぇ、いいなー。



私は飛行機怖いから
無理だなぁ。



なんて思いながら
聞いていました。



そこでふと


夫が、から雷の日に言った



一体、なにを
刷り込まれてきたんだよ



という言葉を思い出しました。



ひょっとしたら



私が飛行機や車が
怖くて乗れないのも


子供の頃の刷り込みが
原因なのかもしれない。



無意識のうちに


叔父が亡くなった
37才になってから


死をとても身近なものに
感じていました。



同じように



飛行機や車に対する怖さも
いきなり大きくなっていました。



これって
から雷と一緒で



単なる子供時代の
思い込みのような…。


というか、完全に思い込みです。


なんだぁ


叔父さんと自分の37才を


いつの間にか


重ね合わせていただけ
だったんですよね。



わたし、海外好きだし。
沖縄も北海道も好きです。



空に飛び立つ離陸の瞬間も
ワクワクして大好きでした。


空港も大好きです。


なんだぁ。
思い込んでただけか。



そんな風にして
飛行機にワクワクして


海外に行っていた頃が
蘇ってきました。



ここ数年



私を悩ませていた
飛行機に対する恐怖は



いとも簡単に
なくなったんです。



から雷が


高層ビルが立ち並ぶ
都会の真ん中に


落ちるわけがないこと。



頭では分かっていても


体が勝手に動かなくなったり
走ってビルの下に逃げたり。



子供の頃の思い込みは
なかなか無くならないものです。


でも


思い込みの原因に
気がつけたら


なんだぁ
そんなことかー


って意外と簡単に



解決できてしまう
ものなんですよね。





父親が送ってくれた本の中に



人の感情を擬人化
したものがありました。



フィアー【恐怖】の影は
とても大きいけれど


近づくととても小柄です。



そんなことが書いてありました。



恐怖は自分から近づくと


驚くほど、ささいなもの
なのかもしれませんね。