86 貴方方は、自由にされたその自由の中に留まっていなさい。罪に掛かり合う事なく、主が来るまで貴方方の手を清くしていなさい。
87 今から日ならずして、地が揺れ動いて、酔った者のようにあちらこちらとよろめくであろう。また、太陽はその顔を隠して光を与えようとせず、月は血に浸される。また、諸々の星は激しく怒り、木から落ちるいちじくのように落ちるであろう。
88 また、貴方方の証の後に、激しい怒りと憤りが人々に及ぶ。
89 貴方方の証の後に、地の中でうなりを起こす地震の証が来る。そして、人々は立っている事ができず、地上に倒れる。
90 また、雷の声と、稲妻の声と、暴風雨の声と、その境を越えて打ち上げる海の波の声の証も来る。
91 また、全ての物事が混乱する。そして、必ず人々は気落ちする。恐れが全ての人に及ぶからである。
92 また、天使達が天のただ中を飛び、大声で叫び、神のラッパを吹き鳴らして言う。「おお、地に住む者よ、備えなさい、備えなさい。私達の神の裁きが来たからである。見よ、見よ、花婿は来られる。貴方方は花婿を迎えに出なさい。」
93 そして直ちに、一つの大いなるしるしが天に現れて、全ての人が共にそれを見る。
94 また、別の一人の天使が、ラッパを吹き鳴らして言う。「あの大きな教会、即ち、自分の不貞に対する激しい怒りの葡萄酒を全ての国民に飲ませ、神の聖徒達を迫害し、彼らの血を流した忌まわしい行いの母。即ち、多くの水の上に、また海の島々の上に座している者。見よ、彼女は地の毒麦である。彼女は束にされる。その縄は強く縛られて、誰もそれを解く事ができない。それであるから、彼女は焼かれるばかりである。」そして、彼はそのラッパを長くかつ高く吹き鳴らし、全ての国民がそれを聞く。
95 そして、半時間、天に静けさがある。その後直ちに、巻き物が巻かれた後に開かれるように、天の幕が開かれて、主の顔が現される。
96 そして、生きて地上にいる聖徒達は、身を変えられて、主に会う為に引き上げられる。
97 また、墓の中で眠っていた者達は、彼らの墓が開かれるので出て来る。そして、彼らもまた、天の柱のただ中で主に会う為に引き上げられる。
98 彼らはキリストのもの、初穂、キリストと共に最初に降る者、地上や墓の中にいてキリストに会う為に最初に引き上げられる者である。これは全て、神の天使が吹き鳴らすラッパの音による。
99 またこの後、別の天使が吹き鳴らすのは、第二のラッパである。それから、キリストの来臨の時にキリストのものとなる者達の贖いが来る。これらの者は、福音を受け入れて肉において人間として裁きを受ける為、彼らの為に備えられている獄において彼らの分を受けた者である。
100 更にまた、別のラッパが鳴り響くのは、第三のラッパである。それから、裁きを受けて罪がある事を認められる人々の霊が来る。
101 これらの者は死者の残りである。千年が終わるまで再び、即ち世の終わりまで再び、彼らは生きる事はない。
102 また、別のラッパが鳴り響くのは、第四のラッパで、このように言う。「あの大いなる終わりの日まで、即ち最後まで残る者達の中に、なお汚れたままの者が見いだされる。」
103 また、別のラッパが鳴り響くのは、第五のラッパであり、天のただ中を飛びながら全ての国民、部族、国語の民、民族に永遠の福音を託す第五の天使である。
104 これは、天と地と地の下にいる全ての人に告げるラッパの音である。そのラッパの音が聞こえて、「神を畏れ、永久にいつまでも御座に着いておられる神に栄光を帰しなさい。神の裁きの時が来たからである」と言う時に、全ての耳がそれを聞き、全ての膝が屈み、全ての舌が告白するからである。
105 更にまた、別の天使がラッパを吹き鳴らすのは、第六のラッパで、このように言う。「自分の不貞に対する激しい怒りの葡萄酒を全ての国民に飲ませた者は倒れた。彼女は倒れた、倒れた。」
106 更にまた、別の天使がラッパを吹き鳴らすのは、第七のラッパで、このように言う。「終わった、終わった。神の小羊は勝利を得て、御独りで酒ぶねを、即ち全能の神の激しい怒りの酒ぶねを踏まれた。」
107 その後、天使達は小羊の力の栄光を冠として与えられる。また、聖徒達は小羊の栄光をもって満たされ、彼らの受け継ぎを得、小羊と等しい者とされる。
108 それから、最初の天使が再び、全ての生ける者の耳にラッパを吹き鳴らし、最初の千年における人々の隠れた行いと神の力ある業を明らかにする。
109 それから、第二の天使がラッパを吹き鳴らし、第二の千年における人々の隠れた行いと、彼らの心の思いと志と、神の力ある業を明らかにする。
110 このようにして、第七の天使がラッパを吹き鳴らすに至る。そして彼は、地の上と海の上に立ち、御座に着いている者の名によって、もう時がないと誓う。また、あの年を経た蛇、悪魔と呼ばれているサタンは縛られ、千年の間解放されない。
111 その後、彼はしばしの間解放されて、自分の軍勢を集める。
112 また、第七の天使、即ち天使長ミカエルは、彼の軍勢、即ち天の衆群を集める。
113 また、悪魔は自分の軍勢、即ち地獄の衆群を集め、ミカエル及びその軍勢と戦う為に上って来る。
114 それから、大いなる神の戦いがある。そして、悪魔とその軍勢は、もはや決して聖徒達を支配する力を持つ事のないように、彼らのおるべき場所に投げ込まれる。
115 なぜならば、ミカエルが彼らの戦いを戦い、そして御座に着いている者の御座、即ち小羊の御座を求める者に打ち勝つからである。
116 これは神の栄光であり、聖められた者の栄光である。そして、彼らはもはや死を見る事がないであろう。
117 それ故、真に、私は友である貴方方に言う。私が貴方方に命じたように、貴方方の聖会を召集しなさい。
118 また、全てが信仰を持っている訳ではないので、貴方方は知恵の言葉を熱心に求め、互いに教え合いなさい。真に、最良の書物から知恵の言葉を探し求め、研究によって、また信仰によって学問を求めなさい。
119 貴方方自らを組織しなさい。全ての必要なものを用意しなさい。そして、一つの家、即ち祈りの家、断食の家、信仰の家、学びの家、栄光の家、秩序の家、神の家を建てなさい。
120 それは、貴方方の入って来る事が主の名によって行われ、貴方方の出て行く事が主の名によって行われ、貴方方の挨拶が、いつもいと高き方に向かって両手を挙げて主の名によって行われる為である。
121 それ故、貴方方の全ての軽々しい話、全ての高笑い、全ての淫らな欲望、全ての高慢と軽薄、全ての邪悪な行いをやめなさい。
122 貴方方自身の中から一人の教師を任命しなさい。そして、全員が同時に語る事なく、一時に一人を語らせて、全ての者が彼の言う事に耳を傾けるようにしなさい。それは、全ての者が語って、全ての者が互いに教化し合うように、また全ての人が等しい特権を持てるようにする為である。
123 貴方方は互いに愛し合うようにしなさい。むさぼるのをやめなさい。福音が求めているように、互いに分かち合うようになりなさい。
124 怠惰であるのをやめなさい。不純であるのをやめなさい。互いに非難し合うのをやめなさい。必要以上に長く眠るのをやめなさい。疲れる事のないように、早く床に就きなさい。貴方方の体と精神が活気づけられるように、早起きをしなさい。
125 何よりも、完全と平和の絆である慈愛の絆を、外套のように身に纏いなさい。
126 私が来るまで、気を落とさないように常に祈りなさい。見よ、見よ、私はすぐに来て、貴方方を私の元に迎え入れるであろう。アーメン。
127 更にまた、彼らに、即ち教会の全ての役員に、言い換えれば、大祭司から始まって執事に至るまで教会で務めに召される者達に、必要な全ての事を教える為に設けられた、預言者の塾の塾長会の為に備えられた家の規律。
128 塾長会の家の規律は、次の通りである。塾長または教師になるように任命される者は、彼の為に備えられるその家で、彼のいるべき場所に立っていなければならない。
129 それ故、彼は神の家に最初に来て、大声で話さなくてもその家の中の会衆が注意深くはっきりと彼の言葉を聞ける場所にいるようにしなければならない。
130 また、彼はその家に最初にいなければならないのでーー見よ、これは麗しく、彼は模範となるーー彼は神の家に入る時、
131 永遠の聖約のしるし、即ち記念として、神の前にひざまずいて祈りを捧げなさい。
132 そして、彼の後にだれかが入って来る時、教師は立ち上がって両手を天に向けて、真に真っ直ぐに伸ばし、次のような言葉でその兄弟、または兄弟達に挨拶しなさい。
133 「貴方は兄弟、または兄弟達ですか。私は永遠の聖約のしるし、即ち記念として、主イエス・キリストの御名によって貴方に挨拶します。この聖約に従って、私は、神の恵みにより、愛の絆をもって、貴方の友になり兄弟になるという、また感謝をもって、罪がなく、神の全ての戒めに従って永久にいつまでも歩むという、確固とした揺るぎない不変の決意をもって貴方を仲間に迎え入れます。アーメン。」
134 また、この挨拶を受けるに相応しくないとされる者が、貴方方の中に場所を得るような事があってはならない。私の家がそのような者によって汚されるのを、許してはならないからである。
135 また、入って来る者で、私の前に忠実であり、兄弟である者は、或いは彼らが兄弟達であれば彼らは、両手を天に向けて伸ばし、この同じ祈りと聖約をもって、またはその同じしるしとして「アーメン」と言う事により、塾長または教師に挨拶しなければならない。
136 見よ、真に、私は貴方方に言う。これが、神の家における預言者の塾で互いに交わす挨拶の為の、貴方方にとっての一つの範例である。
137 貴方方は、祈りと感謝をもって、また御霊が告げるままに、以上の事を行うように召されている。御霊は、主の家における預言者の塾で貴方方が行う全ての事を告げるであろう。このように行うのは、主の家が聖所、貴方方を教化する聖なる御霊の幕屋となる為である。
138 また、貴方方は、この時代の人々の血から清められている者の他、貴方方の中の誰もこの塾に受け入れてはならない。
139 そして、洗足の儀式によって受け入れなければならない。この目的で洗足の儀式は制定されたからである。
140 更にまた、洗足の儀式は、教会の大管長、即ち管理長老が執行しなければならない。
141 それは祈りで始めなければならない。そして、パンと葡萄酒を受けた後、大管長は、私に関してヨハネの証の第十三章に与えられている規範に倣って仕度しなければならない。アーメン。