都内某所
軒並み並ぶネオン街の一角に、知る人ぞ知る、隠れ家バー「KOIHADA」。
お店に並ぶラインナップは、恋肌ママがセレクトしたコラーゲン入りのお酒とつまみは梅水晶。
辛辣キャラで凹まされても何故か足繫く通ってしまう・・・。
旅人ちゃん
「恋肌ママ、40代過ぎてから、特に目元や頬回りのたるみがドンドンひどくなり始めてきちゃって、鏡を見る度憂鬱な気持ちになるのよ。
KOIHADA酒や梅水晶でコラーゲンを意識して取ってもなかなか効果が出ないわ・・・。
そもそもホントにコラーゲンなんて入っているの?!」
恋肌ママ
「飛んだ言い掛かりだわね。
40代過ぎた段階で自然の摂理に任せてたら奇跡でも起きない限りドンドン老化していくのは当たり前よ。
「奇跡のアラフィフ」なんて言われている人たちは血反吐が出るほどの努力をしているものよ、そもそもたるみに対してコラーゲンしか思いつかないあなたは落第クラスだわ!!!」
旅人ちゃん
「相変わらず辛辣!泣
コラーゲン以外に何があるのよ!ヒアルロン酸とかプラセンタも知っているもの!!
ほら、以外と物知りでしょ?!」
恋肌ママ
「そうね、3点くらい追加で上げてもいいわ。
ただ、その様子だと肝心なエラスチンについては知らないようね。」
旅人ちゃん
「エラスチン?!そんなものドラッグストアで売っているの?!見かけたためしがないわ。」
恋肌ママ
「基本的なことを言うわ。
人間は興味を持っているワードにしか目や耳に基本入ってこない生き物なの。
あなたが今日までエラスチンの存在すら知らなかったとなると、高確率で目の前に情報があってもスルーしているはずだわ。」
旅人ちゃん
「悔しいけど説得力あるから何も言い返せないわ!
エラスチンとやら、教えてちょうだいよ。」
恋肌ママ
「エラスチンは主にコラーゲン同士を結びつける働きを持つ繊維状のたんぱく質よ。表皮より更に深い真皮層に存在している子で、お肌にハリや弾力を与えたり、血管や靭帯の柔軟性・伸縮性を維持してくれているから、しわやたるみ、動脈硬化の予防に働きかけるといわれている優等生よ。
例えるならベッドのスプリングのような役割ね。
この子はエラスターゼという分解酵素、紫外線やストレス、喫煙などが原因で発生する活性酸素によっても減少するのよ。
それに悲しいかな40代を超えると一気に減少スピードが速まるといわれているわ。」
旅人ちゃん
「だから最近よりたるみやシワが目で見てもハッキリわかるようになったのね!!
何とかならないの?救済して!」
恋肌ママ
「厄介なのがエラスチンが含まれている食品が牛の大動脈やカツオの動脈球といって何ともまぁ血生臭い内容だから中々食卓に用意するのは難しいわね。そこでエラスチン配合のサプリを摂るといいわ。
しかも寝る前にね。それにエラスチン配合のスキンケアコスメもあるからダブルで補うとよりいいわね。
あと紫外線には気を付けなさいよ。この間30過ぎでも日焼け止めも塗らずにガンガン日に当たる子が来たけど、紫外線がコラーゲンとエラスチンを破壊すると伝えたら大反省して帰って行ったわ。」
旅人ちゃん
「その子の気持ちわかるわ・・・。私もいま凹んでる!」
恋肌ママ
「開き直ってない限り全然救いようあるわよ。
努力を放棄した開き直りがいちばん見苦しわよ、まずそんなタイプの人は私みたいな人間と対話しないけどね。」
旅人ちゃん
「そうね、私も自暴自棄な開き直りはしたくないわ、可愛げないし、諦めたらそこで全て終了よね。」
恋肌ママ
「私がいう開き直りは鏡を一切見なくなるくらいの内容よ。
さ、エラスチンについて勉強したところで、今日は特別に私の手作りを振舞ってあげる。
牛の大動脈の煮込みよ。」
旅人ちゃん
「美味しそうじゃない!いただきます!ありがとう恋肌ママ!美味しい!!」
恋肌ママ
「食べたわね。たったの一口でも食べたに入るわ。」
旅人ちゃん
「いくらなの?!」
恋肌ママ
「・・・」
今日もどこかのネオン街の片隅で、恋肌談義を謳歌している。