常に頭に置いておいてほしいのは「紫外線予防」と「保湿」です。

この2つは絶対の基本。

これらに対して効果がある化粧品は、リーズナブルなプライスでもたくさんあります。

でも、いくら「きちんとした紫外線予防を」といっても、日傘をさして、帽子もかぶって、腕まで隠れる手袋をして……という姿を見ると、悲しい気持ちになります。

その日を楽しそうに生きている印象がまったくないからです。

もちろん、完全防備している人のほうが、肌という視点では、確かに白く美しいかもしれません。

でも、美しいものはどんどん見せなければ家に帰って鏡を見て、「私の肌ってきれい」と一人満足するというのは、美の追求として内向的な気がするのです。

「化粧品にものすごくお金をかけなくてもきれいな肌でいる方法」があります。

たとえぼ、肌によくないタバコをやめるのはいいでしょう。

タバコを吸う人のほうがシワやシミができやすいという報告が出ています。

さらに、便秘をするとニキビができやすくなるからお腹の調子を悪くしないように規則正しい生活を送ることも大事ですね。

睡眠不足も肌のターンオーバーに影響しますから、夜更かしはしないほうがいいですね。
そういう自己コントロールをきちっとすることで、お手軽に、しかもお金をかけずにきれいな肌を作ることはできるわけです。

40ページでもお話ししたように体の調子を伝えるシグナルのようなもの、美肌になりたかったら、まずは健康的な生活を心がけましょう。

化粧品だけでなく、自分の生活環境の"湿度"も、乾燥に深く影響しています。

ですから、加湿器などでほどよい湿度を保ってあげるといいでしょう。

蒸気が出てくるような美顔器がどこまで効果があるのかわかりませんが、湿度を上げてくれるという意味では、やらないよりは肌の状態はよくなるでしょうね。

完壁すぎない、少しの余裕が、見た目のキレイを作ります。

また、濃い化粧や化粧の頻度が高いことも肌にとってはストレスになります。

この対処法として私自身、美容クリニックで受けられるアートメイクを検討中です。

簡単に言うと、2、3年落ちないメイクをつけるという施術のようです。

眉を描くことで、メイク時間を減らせるのは大きな魅力ですね。

角質細胞間脂質は、脂質と水分が層になった構造をしているのですが、その約50%を占めているのが「セラミド」という脂質です。

これを含んだ化粧品をつけることで、角質細胞間脂質の構造が再構築されたり、潤いが補われたりするので、保湿効果が得られます。

このように、皮膚表面に膜を作ったり、水分を抱える成分を塗ったり、保湿をする構造を補う、というのが現在の代表的な保湿のメカニズムです。

その中でいちばん使われているのは、アミノ酸を使ったものでしょう。

アミノ酸は種類が多く、安価なものもたくさんあるので、さまざまな化粧品に使われています。

一方「セラミド」は原料としても高価なので、化粧品にたっぷり配合することはなかなか難しいようですよ。

美容は化学です、美肌を求めるのならば肌の構造を理解したうえで根拠のあるスキンケアが必要になります。

肌は実に複雑な構造をしていて、それによって体は守られています。

その一方で複雑な構造が肌トラブルを引き起こす要因ともなっているのです。

メーカーに言われた通りのスキンケアではいずれ大きな問題が出てきてしまいます、まずは自らの肌を守れるように知識をつけて正しい対処を行えるようにしましょう。