DJ Milo
昨日の昼、ロニー・レーンを聴きながらゆっくりしてたら先輩からメールが・・・。。
「ワイルドバンチがキースに来るけど行く?」
はぁ?!
寝耳に水なオイラだったんですが、どうやらホントらしく即オッケー。。
夜には親不孝のクラブ、キース・フラッグに久々お邪魔しました。。
するとキースのあちらこちらにDJ Miloのフライヤーがペタペタ貼ってる。。どうやらホントらしい。。
ワイルドバンチとは、何者か。。
マッシヴ・アタックとトリッキーが登場する前、イングランドのブリストルには、ワイルド・バンチがいました。。。
この伝説のサウンド・システムから、イギリスのダンス・ミュージックで最も革新的なプロデューサーたちはキャリアを出発。。
1980年代、ワイルド・バンチはイングランド西部地方のフリー・パーティーのサーキットを席巻し、ダディーG(マッシブ・アタック)、トリッキー、マドンナやsoul Ⅱ soulのプロデューサーとなるネリー・フーパーといったDJやMCたちがその名を上げた言わば幕末時代の松下村塾みたいな集まりだったのだ。。
そのワイルドバンチにおいて中核を成していたのが誰であろうこのDJ Miloその人なのだ。。。
そんな伝説化したDJが親不孝に来るとなると行かないわけない。。
Miloの出番は夜中1時半を過ぎた頃、それまで地元DJが頑張ってマッキントッシュやらサンプラーやら駆使して場を盛り上げる盛り上げる。。特にMiloの前にスピンしたイチダさんはとても良かったな。。なんでもこの方、80年代にニューヨークにDJ修行に行ってる筋金入りらしい。。さすが。。
で、DJ Milo。。
びっくりしたのが、この人、CDJの使い方わからないでイチダさんからチェンジするときに一度、ビートを止めてしまってる。。
一瞬、場に静寂が。。。
しかし、そんなことはおかまいなしなDJ Milo。。
なんとかCDJとレコードを使い彼のペースで盛り上げていく。。
最初は、フリーソウルな選曲だったのが、途中からエレクトロ~ミニマルなテクノに。。。
けどね、カッコよかった。。
無機質なエレクトロがずっと続くのかと思いきやいきなりファンクなレア・グルーヴをザクッとカットインしてくる。。これがなんとも絶妙で超クールなのだ。。
で、ファンキーにどんどん盛り上げるでもなくまたエレクトロな無機質ビート。。
ホントに超クール。。
その感覚というか審美眼というかセレクトされる曲がジャンルレスに時にファンキーに時にミニマルに時にハウスに変わるが、しかし一環して黒い!そう、ブラック・ミュージックを常に感じるのだ。。
その新しい切り口は、そう、あのマッシブ・アタックと一緒なのだ。。
やられた!
完全にもってかれた!
「あぁ、この人、やっぱブリストルの人だ!」
痛感させられたね。。
別格でしたよ。。
別にサンプラー使うわけでもなく、マッキントッシュに頼るわけでもなく、どちらかというとCDJは苦手でレコード中心にスタンダードなDJスタイルなMilo。。
でも、それで充分なのだ。。ツールはなんでもいいのだ。。
要は、その人、そのDJの感覚が最大にして最高の武器なのだ。。
ヒップホップという音楽は、自分で楽器を演奏するわけではない。。むしろレコードからサンプリングするネタにすることが多い。。自分から演奏しない音楽には、より自分の感性がしっかりしてなければ音楽として成立することは難しい。。
常に新しい音楽を探すこと、自分の新しい音楽を見つけること。。
ヒップホップは深い!
DJ Miloは、昨夜はヒップホップな曲は1曲も流してない。。が、彼そのものの感覚がヒップホップであった。。そう、90年代に颯爽とクラブシーンを席巻したあのマッシブ・アタックのように。。。


