タルボット、只今参上!
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http://www.theplayerslounge.com/preview.htm
久々に新譜ゲットです。。ここ最近はレコードばっかり漁ってたんで、そーゆー意味で久々。。。
このアルバム、オイラしばらくヘビーローテーションするだろなぁ。。
このプレイヤーズというバンド、メンバーを紹介したらだいたいサウンドもわかると思う。。
ミック・タルボット(キーボード)
スティーブ・ホワイト(ドラムス)
デーモン・ミンチェラ(ベース)
ケリー・ディクソン(女性ボーカル)
ケン・パペンファス(男性ボーカル、ギター)
カール・パペンファス(パーカッション)
・・・結構、人数多いなぁ。。
ミック・タルボットとスティーブ・ホワイトは言わずと知れたスタイル・カウンシルのバンドサウンドの双璧。。
ポール・ウェラーの黒人音楽へのオマージュとして英国風解釈の体現として生まれたバンド、それがスタイル・カウンシルだった。。いわばUKソウルの起源である。。
当時、ポール・ウェラーはスモール・フェイセスの初代ボーカルであるスティーブ・マリオットに影響されていた。。
歌い方もどことなく似ている。。そんなポール・ウェラーが、ジャムからの脱却を計るため新メンバーとして起用したのがミック・タルボットだったわけ。。
最初はふたりではじめたスタカンも楽曲に求められるようにメンバーが増えていった・・・。。
ポール・ウェラーと結婚することになるDCリーも途中からコーラスとして参加。。
しかし、スタカンの終わりと前後して離婚してる。。たしか子供がひとりできてたような・・・。。。
『our favourite shop』。。スタカンの名盤ですね。。
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そして後々、スタカンのドラムとして正式に迎えられたのが当時まだ10代だったスティーブ・ホワイト。。。
ミック・タルボットとスティーブ・ホワイト、ふたりがポール・ウェラーが体現するUKソウルの要であったことは周知の事実。。。
あと、オーシャン・カラー・シーンのベーシストであるデーモン・ミンチェラ。。オーシャン・カラー・シーンもこれまたポール・ウェラー・ファミリー。。。
試聴はコチラ↓特に1曲目、エバーチェンジングしててニヤリとしてしまう。。
そんなデーモンとスタカンのふたりが手を組んだバンド、それがプレイヤーズである。。。
特にタルボット抜いたスティーブとデーモンはポール・ウェラー・バンドの現メンバー。。
悪いわけがない!
今回のアルバムはプレイヤーズにとってはセカンド・アルバムになる。。。
が、このアルバムは今までとは違う大きな節目となるアルバムである。。。
今まで、厳密に言うとスタカン解散後、ミック・タルボットは、タルボット&ホワイトの作品2枚しかりプレイヤーズのファーストアルバムしかり全てインスト・アルバムだった。。
それが、どーだ!
このアルバムは、全面的に歌がフューチャリングされている!!!
こんなうれしー事はない!
スタカン解散後、オイラは常にミック・タルボットの動向は見守ってきていた。。
しかし、アルバム出すたびにどこかで『ポール・ウェラーのいない、歌のないアルバム』に寂しい思いをさせられてきた。。。
が、今回はちがう!
さすがにポール・ウェラーではないけれど男女それぞれ楽曲に合わせたチョイスが効いてるボーカル。。。
イイとこついてるやん!
サウンドはスタカンというよりはどちらかというとミック・タルボットが90年代前半にプロデュースしたバンド、ガリアーノな雰囲気。。。
アシッド・ジャズなテイスト。。。それでいてどこか土っぽいテイストある楽曲も。。
最高!
アル・グリーン風なのもあり、ジャズ・ファンクものもあり、それこそスモール・フェイセス的なロッキンなものまで。。。
プレイヤーズの名の通り、技アリな演奏が要所要所光る!
相変わらず一聴してすぐそれとわかるスティーブ・ホワイトの手グセありなドラム。。
演奏というよりはアレンジに秀でてるミック・タルボット。。。近年のプロデュース業でさらに養われたアレンジ、鍵盤音色のチョイスといい各楽曲ともナイス・アプローチである。。。
プレイヤーズのメンバーは、みんな超多忙であるが、ぜひとも来日公演してほしいものである。。
中ジャケに写ってるタルボット、もしかしてハゲた?!
まぁ、歳老いて当然かぁ・・・。。。
しかしまだまだ健在ぶりを見せつけてくれたミック・タルボット!
まさに渋いスタカン、ここにあり!
オイラもいくぜ!タンブリン・ダウン!