名脇役にして名ピアニスト
ニッキー・ホプキンス!
彼のピアノはとてもキラキラしててウットリさせられてしまう。。
セッション/スタジオ・ミュージシャンとして経歴も華やか。。
ザ・フー/キンクス/ジョン・レノン/ジョージ・ハリスンなど数多くの作品に参加してる。
ジョン・レノン『ジェラス・ガイ』ではピアノ弾いてる。。
数多くあるスタジオ・サポート作品群の中でも、ローリング・ストーンズ『レット・イット・ブリード』、ジェフ・ベック・グループ『ベック・オラ』の成功は、ニッキー・ホプキンス抜きにして有り得ないといっても過言じゃない。
ホプキンスは、ロード・サッチのバック・バンド、R&Bオールスターズを経てスタジオ・ミュージシャンの道を歩み始める。R&B/ブルースというアメリカ南部の音楽に根ざした、そのピアノ・プレイは高い評価を獲得したのだ。
また、フロントに立つことをあまり好まなかったホプキンスなんだけど、レコード会社の後押しを受け本人名義による作品を数枚発表している。
なかでも73年の『夢みる人』が最高傑作。
(試聴できない!つーか、コレ間違いなく激マスト!)
豊富なレコーディング経験で培ってきたピアノ・テクニックをいかんなく発揮すると共に、ヴォーカリストとしての魅力もアピール。アメリカン・ルーツ・ミュージックの要素と英国特有の叙情的なメロディが溶け合ったサウンドをバックに、情感たっぷりに歌い上げてみせたのだ。
このアルバムはオイラが死んだら棺桶に入れてほしいアルバム第1位です。。。
実際、オイラの結婚式の披露宴で新郎新婦退場曲はこのアルバムの2曲目「ウェイト・フォー・ザ・バンド」でした。。。
最高!
オイラにとってこのアルバムはロックバンドする上での鍵盤弾きというポジション、アプローチ、アレンジ、すべてを教えてもらった教科書でした。。。
このアルバムがCD化になったのは結構最近です。。95年くらい。。
それまではレコードでないと聴けなかった名盤です。。
あと、ホプキンスのライブ映像が見れるのはまず『ロックンロール・サーカス』。。
ローリング・ストーンズのステージ脇でグランドピアノ弾いてる姿がチラホラ映る程度ですが。。。
なかなかカメラ・アングルに入らない辺りがこれまたホプキンスらしい。。
『ロックンロール・サーカス』はもともと大規模なワールドツアーを予定していたんだけど、出演バンドはみんな売れっ子で大忙し。。結局、一夜限りのお祭りとなったらしい。。
ザ・フーの演奏は歴史的名演!
ローリング・ストーンズはザ・フーのライブがものすご良くて腹かいたらしい。。
んで、自分らは明け方近くの時間に演奏したのもあって満足いかなかったというハナシ。。
写真一番下の列の中央は『ザ・ダーティ・マック』という名のスペシャル・バンド!
バンド名はジョン・レノンが当時仲悪かったポール・マッカートニーをからかったものらしい。。
メンバーは・・・
ジョン・レノン (ギター・ボーカル)
エリック・クラプトン (ギター)
キース・リチャード (ベース)
ミッチ・ミッチェル (ドラムス)
ミッチ・ミッチェルはあのジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンスのドラマーね。。
なかなか面白い映画です。。
クラプトン、カッコいいよぉ~!!!
セミアコすぎ。
335すぎ。。
ウーマントーンすぎ。。。
↓
(近年はストラトですがこの頃のメインはコレ、ギブソンES-335)
ローリング・ストーンズ『レット・イット・ブリード』、ジェフ・ベック・グループ『ベック・オラ』が69年。。『ロックンロール・サーカス』もそんくらいやったかな?!
ホプキンスの仕事盛りはまさにロック最盛期とドンピシャなんですね。。
いい時代です。。
あと、『ワン・プラス・ワン』も要チェック。。。
ローリング・ストーンズの名曲『sympathy for the devil』のレコーディング風景が収められている。。
ブライアン・ジョーンズはもうヘロヘロでぼじけまくり。。。
バンドをクビになる前で死ぬチョイ前くらいですね、、、ダメダメ感がすごい。。ヤバイす。。
ホプキンスは後半にこれまたちょこっとだけ映ってる。。
『sympathy for the devil』のホプキンスのピアノもこれまたイケてる。。
若かりし頃のローリング・ストーンズの曲作りの様子がよくわかる映画。。
キース、かっけー!!
監督はあの巨匠ゴダール。。。
この作品、いまだに何を伝えたいのかオイラには全くわからんです。。。
晩年のホプキンスはTV/映画音楽まで手掛けるものの、94年に突然逝去。
今なお多くのミュージシャンがホプキンスを敬愛してやまない。
オイラにとっては永遠の憧れみたいな存在。。
ニッキー・ホプキンス最高!