ジャズ・ジャイアンツ | BIG WAVE

ジャズ・ジャイアンツ

じょん・こるとれーん!


説明不要のジャズの巨人!


けど、あえてほりさげてみよ。。。


彼は、もともと海軍の楽団で腕を磨いてたらしい。。そのあとに彼の憧れであり師匠であるジョニー・ホッジスの楽団やらディジー・ガレスピーの楽団やらを経て、マイルス・デイビスのクインテッドに参加することになる。。


当初、マイルスはソニー・ロリンズに入ってもらいたかったらしいが、断られたので補欠でコルトレーンにお声がかかったんよ。。


マイルスとの関係はすごくいいカンジだったんだけどコルトレーンがコカインでぼじけまくってしまって、あえなく一度クビになる。。そのあと、セロニアス・モンクという風変わりではあるがこれまた個性的なピアニストのもとで自由に演奏する楽しさを彼は再認識するんよね。。そうこうして再度、マイルスのもとに復帰。。この頃、「黄金のクインテッド」と呼ばれるマイルスの歴史上でもベストメンバーが揃うこととなる。。。



ワーキン


↑『黄金のクインテッド』とは少しメンバー違うけどマラソン・セッション4部作の1つ。。

もちコルトレーン、サックスで参加してます。。

オイラ、大学ん時に通学の電車ん中でウォークマンして聴いてました。。

いまだに大好きな1枚。。

試聴はコチラ↓

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もともとジョニー・ホッジスに憧れてテナーサックスを手にして、ライバルのソニー・ロリンズと刺激し合いながら腕を磨くんだけど、、やっぱりマイルスのもとを抜けてからがコルトレーンの成長が始まったように思う。。




ソニー・ロリンズといえばコレ↓激マストです!!!


サキソフォン コロッサス


試聴はココ↓

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彼は30歳でやっと自分のバンドを作る。。(遅咲き)


その初リーダー作がこれね↓


プレステッジ1



その後、彼のサックスプレイの代名詞となる『シーツ・オブ・サウンド』を創造するんよね。。


同時に2音ないし3音発音したり音を最大32分音符まで細かく速くなめらかにプレイする様からそう呼ばれる。。。


その『シーツ・オブ・サウンド』しかり新しいサックスの音がこのアルバム↓にはあるんよね。。



ジャイアント・ステップス



その後も彼の音楽に対する欲求は止むことは無い。。。


その姿にすご腕のメンバーが彼のもとに集まるんよ。。


結果的に彼の人生最強メンバーがこいつら↓


ジョン・コルトレーン(テナー・サックス)
マッコイ・タイナー(ピアノ)
ジミ-・ギャリソン(ベース)
エルビン・ジョーンズ(ドラム)


ベースのジミーギャリソンは結構後に入るんよね。。


けど大体、こいつら。。


鬼やね。。


こいつらの作品はこの3つ↓マスト!!!



マイ・フェイバリット・シングス



バラード



至上の愛



特に真ん中の『バラード』はいいね。。

マッコイ・タイナーのピアノとコルトレーンのサックスが絶妙に絡み合う。。美しい!!!

試聴できるよ↓

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『マイ・フェイバリット・シングス』はタイトル曲で圧倒される。。


一度聴いたら病みつき。。。


試聴はココ(1曲目)↓

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この頃くらいから彼はインド音楽に傾倒し始める。。んで、その当時、あんま人気なかったソプラノ・サックスも使うようになる。。ソプラノ使った彼のアラビアンなフレージングは『マイ・フェイバリット・シングス』の醍醐味!




一番下の『至上の愛』、ここいらで彼はたしか癌で余命あとわずかなことを医者から宣告されるんよね。。。

この『至上の愛』は神への感謝が込められている。。。たった1日で録音したアルバム。。。

このアルバムが一番コルトレーンらしいアルバムだとオイラは思う。。。

はいはい試聴ね↓

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ここが絶頂期。。。



それから彼は生き急ぐように疾走するんよ。。


精神的高みを求めて。。。


35歳から40歳で死ぬまでの5年程でアルバム200枚分の曲をレコーディング。。。


3人やったかいな?!子宝にも恵まれた。。。


バンドメンバーも若いのやら自分の奥さんにピアノさせるやら様々。。


生きている限りもっと多くのことを吸収したくて。。。。


そのいい例として彼は自分のバンドに自分と同じサックス奏者をよく参加させてる。。


特にエリック・ドルフィーとの共演はすごいよ!



エリック・ドルフィーとの共演作


まぁ、エリック・ドルフィー自体すごいんやけどね。。


コルトレーンが多くの音楽愛好家に愛されるのは彼のそのひたむきな姿勢にあると思う。。


純粋で貪欲で。。。


コルトレーンあんまご存知ない方やビギナーな方はとりあえずアルバム『バラード』が入りやすいかな。。

ていうかこれは持っとかないかん!


オイラはね、彼の曲で『ネイマ』ってバラードがあるんやけど、それ好き。。。ライブでも人気高かった曲で美しいテーマで始まるんやけど中盤がバリバリのアバンギャルドジャズ。。。最高!




ロックでファンキーなオイラがなんでこんなに詳しいかって??


実は父親がジャズ吉なんよ。。


幼いオイラにピアノをやらせたのもジャズやらせる為だったらしい。。


お陰で小さい頃のピアノの発表会はオレと弟だけJプレスのセーターだった。。まわりは蝶ネクタイなのに。。

オイラてっきり自分の家が貧乏でスーツ買えないんかと思ってたんよねぇ。。。


まぁ、そんな親だから小さい頃に連れられてチック・コリアやらマイルス・デイビスのコンサートも見に行けたんよ。。


今考えたらすごいけど。。。


ジャズは好きだけど、親のお陰で少しアレルギーもある。。。


斜に構えてしまうとこがオイラにはある。。


まぁ、しゃーないな。。