Roots of TWO-J #39 "目の前の壁"
この記事の話、思えば1995年とかからの自分の話を書いてたんだけど、
話はここで2019年に至る。
ここまで改めて振り返ってみると、
良くも悪くも結果自分らしい。
何故書き残そうと想ったのか、
それは、大病をして復帰できたからこそ思う部分がある。
単純に、当たり前な話だけど、
人間は今しか生きられない。
こんな当たり前の話だけど、
誰だって実は解ってる話。
けど、改めて以前よりも何倍もそのリアリティに触れて、
より強くそれを意識したからだ。
2019年の11月、俺は癌と診断された。
当然想像などしてなかった事。
目の前で医師にそれを告げられた時、
驚きとショックで一瞬呆然とした。
正確には、自分がどうリアクションしたかあまり覚えてない。
"え、俺、癌? 俺、助かるの?もしかして死ぬの?"
もしみんなならどう感じるだろう?
当然自分は、癌に対する知識も何も無かった。
想像したこともないのだから。
ただ、 やべえ と思った。
"なんで?" とか "どうしてなった?" とか
そんな理由はどうでも良くて、
ただ、やべえ が付きまとった。
相手は、俺のやる気だけで倒せる相手じゃ無いから。
どうしよう、
まずはそれだった。