Roots of TWO-J #28 "前夜"
2005年からずっとあらゆるところで駆け回った。
ずっとカメラマンに撮りためてもらってた初期の頃の映像も含め、いろんなオフショットとかインタビュー的な動画をまとめたDVDも発売になる。
このDVDもなんだかんだ製作秘話があるけど、これも本編で書いた方が面白いだろう。
更にPHOBIA OF THUGのアルバム"Hydrophobia"がリリース、このアルバムでfeat.1曲と楽曲プロデュースで2曲参加した。
そしてPHOBIA & II-Jのアルバムのダブルリリースパーティーとして遂にあのPHOBIA OF THUGと肩を並べて正式なライブを行う事ができた、互いのアルバムに参加しているアーティストも豪華なラインナップでライブに華を添えてくれた。
こんな感じで、PHOBIAと共にアルバムツアーで至る所でライブした。
岡山でのライブの時、すごくアツイ地元のHIPHOPを感じた事があった。
超満員になる程、まだまだ自分の存在はそこまでじゃなかった。
けど、その岡山でのLIVEで、目の前で真剣な眼差しと声援をくれたヘッズ達がいた。
何年も後に、その漢と話すきっかけがあった。
" II-Jくん、あの時自分はめちゃ若かったけど、一番前で、見てましたよ! あれ俺ですよ!"
っていってくれた当時のその少年は、
後の"紅桜" だった。
彼のスタイルはとても素直に入り込んで来る歌だし、音楽としても、人としてもとても魅力があると思っている。
時が経ちいろんな現場で会うたび、
"ビートいいのあったら聞かせて聞かせてくださいよっ! " なんていつも言ってくれてた。
本当に嬉しいことだ。
少々タイミングがズレてしまったが、
次に会うときは絶対に曲をお願いしたいと思っている。
その時を待っている。
そんなこんなで、相も変わらず、俺はHIPHOPをしまくっていた。
そんな中、のちにさらに大きな変化が訪れようとしていた。
日本において、WESTCOASTスタイルのサウンドやスタイルをモチーフにしたアーティストが全国各地に増えて、もっと大きな"ブーム"がやって来ることになる。
話が戻るが、木こりの野郎、(#3) もう俺に何も言えまい。
そしてこの後、自分は思いもしなかった "横浜" というフィールドへと身を置かせてもらう事になる。
続く