Roots of TWO-J #2 "Boys n the Hood"
17歳の頃、通ってた工業高校を中退した。
当時地元の4つか5つ上の先輩たちバンドのライブによく通ってた。
ある日のライブで先輩のアメ車を初めて見た。
1976年式のシボレーカプリスだ。
アメ車のことなんて何も解らない少年でも、カッコイイって事くらいは一瞬で解る。
先輩が "乗っていいぞ "って言ってくれて、喜んで運転席に座った。
初めて乗ったアメ車のインテリアに何とも言えない高揚感を覚えた。
渋いな〜なんて思いながらハンドル周りやメーター周りを見渡してる時に事件は起こった。何と自分の乗った車が飛び跳ねたのだ。何が起きたか最初全く解らなかった。
だって止まってる車が飛び跳ねる訳ないじゃん。普通。
その後だね、先輩からこれがローライダーだって教わったのは。
そしてその文化はカリフォルニア特有のもので、そこにGANGやHIPHOPの様に文化的背景、それにメキシカンやブラックといった様な人種的背景など、車だけじゃなくいろんなものが付随してることも学ぶ事になる。先輩は実際にLAに行ってこのカプリスを買い付けてきたのだ。そこでLAの話を聞けば聴くほど興味が深まった。
最初は映画を観た。
Colers, Boys N the Hood, menace II society, Blood in Blood Outとかアメリカンミーとか他にも沢山。めっちゃ繰り返し観た。
Boys n the Hoodに関しては口頭で映画の内容を全部説明出来るし、なんなら劇中のあらゆる重要なメッセージ性を細かく説明出来るほど何度も観た。笑
そこからLAという土地の危険な部分や格好良さや自分が今まで知るはずもなかったアメリカの文化的部分、自分にとっては全てがメチャカッコよかった。故にドップリと魅了される事になったのが全ての始まりだ。その結果2年後にはこの記事の最初に登場する、
"リンカーンを乗り回す19歳の俺 "が登場する事になる。
ここからが長いわけで。