最近、トラウマに関する表現として、「苦しい」表現する方が何人かいらっしゃいました。

 

以前は、気に求めていなかったのですが、この「苦しい」という表現の心の傷は、トラウマ解消では、解消できないような気がするので、考えてみたいと思います。

 

トラウマは、エネルギーの体についた外傷です。

 

そう、「外傷」なんです。

 

なので、そこに感情はありません。

肉体についた外傷は、「痛い」と認識します。

エネルギーの体についた外傷は、「怖い、つらい、寂しいなど」と認識します。受け身な感情表現となります。

 

怒りや苛立ちは、2次感情で能動的な感情です。これはトラウマ解消では解消できない感情です。

 

ここで出てくるのが、「苦しい」という表現です。

 

溺れて苦しいというトラウマなら、解消できます。

そのほか、トラウマで「苦しい」と表現される状況はあるでしょうか???

 

殴られたら、「怖い」

怒鳴られたら、「怖い」

無視されたら、「つらい」など

 

トラウマを思い出して「苦しい」場合の苦しいは解消できないです。

トラウマの状況を思い出して、今の自分が苦しいと感じている可能性が高いからです。

苦しいの前のショックな状態は解消できると思います。

 

なので、解消すべきは、「苦しい」もとになっている、トラウマです。

トラウマが解消されて思い出しても感情が動かなくなっていけば、その今の認識も変わってくるでしょう。

 

ただ、今の自分の認識なので、100%変わるとは言い切れないところです。意外とトラウマに今の自分がこだわって、「苦しく」なってしまうかもしれません。そういうときは、今の自分の認識を変えていく頑張りが必要になってきます。

 

過去のトラウマは癒えているのに、今の自分が過去を想像して、苦しくなる場合もありえますからね。

 

なかなか、苦しいという表現は、捉え方が難しいです。。。

ということでした。