私のような一介のサラリーマンにとって、オンとは平日、特に会社にいる時間、
そしてオフとはそれ以外の時間を指すだろう。
人によってオンとオフがない人もいるだろうが、私は入社以来、オンとオフの
切り分けは大事にしてきたキーワードの一つである。
今回は、そんなキーワードに近況を重ねてみようと思う。

オフ:
4/10(土)、小学校時代の旧友の演劇を見に行った。
タイトルは「Kiss me you ~ がんばったシンプーたちへ」。
タイトルこそ軽快だが、内容は第二次世界大戦真っただ中の青年たちが
特攻隊として人生を全うするまでの苦悩を描いた物語であった。
劇団の卒業記念として開かれた公演であったが、演技も素晴らしく、
いつの間にかストーリーに呑み込まれていた。
重いテーマながら節々に散りばめられたユーモアと場面に応じた雰囲気の設定。
プチ同窓会的なノリで旧友らと鑑賞したが、最後は涙が止まらなかった。

オフ2:
4/11(日)、横浜vs広島の野球を観戦した。
私は横浜育ちだが、友人に連れられて応援したのは広島。
日本での野球観戦は私が覚えている限り人生二度目だが、
前回も横浜vs広島で広島側だった気がする。
個人的に広島の応援は好きだ。
横浜スタジアムとアウェー試合なのに、どこか広島側の方が結束感がある。
そして、ノリがいい。
かれこれ野球ニュースすらチェックしていないから、知らない選手の名前を
ひたすら叫んでいた。
この日のMy MVPは島選手だ。試合内初ヒットから、チームの流れを2回も変えた。
そんなチェンジメーカーに、私もなりたい。

オン:
今日(13日)は、会社のチームの歓迎会だった。
一番印象的だったのは、「期待のコントロールをどう行うか」ということ。
事前の期待はさせ過ぎない程度にしておき、いかに周りの人を驚かす仕事ができるか。
それが重要だというが、そう思うと、政治家はつくづく大変な職業だと思う。
選挙では期待値MAXになるようにアピールしなければ勝てず、たとえ政権を取っても、
期待値はMAXだから、言ってたことはやって当たり前。やらなければ批判の的となる。
だからこそ、私は政治家は自分らで政策評価を行うべきだと思うのだが。。。

休日と平日があっと言う間に過ぎて行く。しかし考えるべきことは非常に多い。
今年度のテーマは、「期待値を超える」ーーこれにしよう。
観てきました。三谷幸喜演出・香取慎吾主演のミュージカル。
本当に楽しいひとときだった!

ウィットに富んだ会話、一筋縄ではいかない話の進み方、あらゆる部分に三谷色が感じられた。
ミュージカルの特徴を活かして、音楽の素晴らしさを感じることもできた。
ストーリー性としては、Footlooseを思わせる要素はあったろう。
最後はほぼ全観客がスタンディング・オベーション。こんな大喝采は久々に見た。

それにしても、川平慈英氏の演技は格段光っていた。
TVで見るサッカー解説者としての顔しか知らなかったが、舞台役者としてはプロだ。
身のこなし方が非常に綺麗だった。

たまに芸術に触れるのは非常にいい。
今後も大切にしたい趣味である。



本記事は、シリーズものの第2弾。
市民社会との触れ合いという命題とは若干離れるかもしれないが、
新しい民主主義の在り方の「実験」をまさしく目の当たりにした一日を紹介したい。

神奈川DP というのは、神奈川で行われたDeliberative Pollingという調査プロジェクトのこと。
Deliberative Polling は、スタンフォード大学のFishkin教授が考案したもので、
実際に市民が集まって政策テーマについて議論し、議論の前と後でアンケートを実施、
議論後の意見を世論として政策に反映させる(一つの材料とする)試みのことをいう。
その試みは世界中で実施されており、中国でさえ既に地方のテーマに関して、
市民が集まり議論した実績がある。
日本で行われるのはこの神奈川DPが初めてであり、東京工業大学の坂野教授と
慶應義塾大学の曽根教授、そして神奈川県知事松沢氏によって、現実のものとなった。

まだ調査の結果は出ていないが、一日かけて政策について世代もバックグラウンドも異なる
人々が話すことは、意義あることのように思えた。
今回のテーマは「道州制」であったが、参加者が道州制になることで自分達の生活にどう
影響があるか、全くイメージが掴めていないのが印象的だった。
説明する側の責任なのか、それとも市民の関心が足りないのか、
非常に考えさせられた一日だった。

閉会の際、松沢県知事からコメントがあった。
神奈川を先端的な地方にしたい、という大きな志がうかがえ、
聴衆も彼の言葉に聞き入っている様子だった。
ぶれない方針とたたかう姿勢・・・政治家として尊敬に値する人だと思った。