人を育てることは難しい。
それが、子供であっても部下であっても・・・。
私が、人に大事なことを教えるとき、最後に言う言葉がある。
今、教えたことは忘れてもいい。
あなたにとって大事なことならば、あなたが忘れたと思っていても、体のどこかに引っかかって残っている。
そして、あなたが必要とするとき、それは自然と出てくる。
これは、松田隆智原作の『拳児』というマンガから学んだ。
私は、
教える側の心得と理解している。
本当に大切なことを教えたいとき、
「言っても忘れるなら言わないほうがいいか」と何も言わないのではなく、
また、覚えさせることに必死になるのではなく、
教えられる人が体全体で必要なことと感じるように、言葉を選んで教えなければならない。


