村上春樹の作品は何故心に残るんだろう?
特に、
『海辺のカフカ』
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
海辺のカフカの一場面に、
夜中に目を覚ますと、窓際の机に頬杖をついた少女がいる。
少女は部屋に飾ってある油絵を眺め、何かについて深く思いを巡らせているように見える。
彼女が少女時代の佐伯さんであることに疑問の余地はない。
僅かな文字でうまく表現できないが、
私は、ちょうど今のような季節の移り変わりに、この場面がよみがえってくる。
そして、胸が締めつけられる様な感覚を味わう。
私が村上春樹の作品を好きなのは、それが、私の眠っている記憶を刺激して~記憶の中の視覚・聴覚・臭覚・味覚・触覚を刺激して、切なくてそれでいて心地よい世界を作ってくれるから。
現実世界と記憶が作り出した世界の境界が無くなる感覚がいい!
また読み直そう。