JUNO-106
Roland JUNO-106

 私が元キーボーディストだった事は何度か書きましたが、実は生まれて初めて組んだバンドでキーボードだったんですね。高校1年生の頃。

 元々細野晴臣 に憧れて本当はベースがやりたかったのですが、キーボードが欲しかったのに貯金が足りない兄に強制的に出資させられてしまったのがキーボードを始めたきっかけ。中3の夏です。当時 KORG POLY-800 、YAMAHA DX7 とどれを買うか悩んだんですが、POLY-800 は鍵盤数が少なく、DX7は値段が高かったのでバランスのとれたJUNO-106にしました。思えばこのJUNOを買った事がその後ずっと続く音楽活動のきっかけになってるんですね。

 音作りがツマミで視覚的にできるアナログなのに MIDI 対応、ややチープですがオケになじむ音なこともあり90年代にリバイバルでバカ受け。一時は購入時の価格を上回る下取り価格がついた事もあります。

 メインで使うシンセはJUNOからDX7、Roland のDTM 音源 MT-32や初代Sound Canvas、KORG X5DR、Roland XV-5080 と替わっていきましたが、要所要所で相変わらず使い続けているこのJUNO-106。

 7年ぐらい前でしょうか、一度音が出なくなってRolandに修理に出したのですが、修理不能で戻ってきまして。途方に暮れていた所オークションで JUNO が出ていたので確か3万円ほどで落札。その際出品者の好意で修理不能のJUNOを修理していただきまして。おかげで現在私の手元には2台のJUNOがあります。

 今製作中の新曲でも大活躍です。