ダイナミック系

 カッティングのフレーズが思い浮かばないのは、他のトラックがボーカル用の仮録音のままになっているから、と勝手な言い訳を自分にしながら、本番のリズム録音をすることに。BEHRINGERの新しい卓(SL-3242FX-PRO)に、上質のマイクプリが内蔵されているというふれこみだったのですが、どうもイマイチの質感に感じます。普通のヘッドアンプとの違いがわかりません。MACKIE(初代CR1604) の方が良く感じるのは気のせいでしょうか。決して私の耳が肥えてるとは思ってないんですけど。
 さらにコンプも卓に内蔵のものが高品質というから使ってみましたが、いまいち元気がありません。といあえずの規模のライブ用なんでしょうね。たしかにライブでちょっとしたエフェクトを使うには問題のないレベルでしょう。でもやっぱり値段が値段なので、期待したほどではなかったです。
 ということで、ボーカルブースに移動していたダイナミクス系の機材たちを急遽メインスタジオのラックに組み込むことに。写真は5年前のものなので、配置の順番が違いますが、上から

真空管マイクプリ
 ART DUAL MP ×2
コンプレッサー
 DBX DDP W/IO
 BEHRINGER MDX4400
 BEHRINGER MDX2000

です。学生時代はコンプもごちゃごちゃいじってましたが、正直今は納得のいくセッティングを、入力ソースにあわせて設定していく根気がありません。

 よって、DBX DDP のプリセットを選んで、気に入ったモノを使ってます。MDX2000が、チャンネルリンクでステレオを片チャンネルずつ処理してるのに対し、DDPはステレオソースとして処理した信号をステレオで返してるので、必然的にプリセットが凝ってます。デジタル I/Oのついたモデルを無理して買ったのに、アナログ出力ばっかりで全然活用してませんけど。DDP、便利です。手放せません。

 コンプだけに限りませんが、シンセの音色でも何でもプリセットを使わないという頑張りやさんには本当に頭が下がります。でも私には根気がありません。やり始めるとどんどん凝ってしまい、歯止めが効かなくなって、深みにはまるのが目に見えるからというのと、結局何もしない方が良い結果であることの方が多く、非効率的なんです。もっともギタリストの私は、ギターだけは納得いくまで音を作り込むようにはしてますが。

 で、肝心のリズム音源ですが、10年前に打ち込んだデータを2年くらい前に手直ししてたみたいで、さらにCubaseにサンプリングデータをばらして作ったのも残ってたのですが、結局MIDIのデータの方が出来がいいので、そっちを採用することに。データをいじってることすら忘れるくらいなので、1曲仕上がるのに何年かかるんでしょう?

 だいたい、作りかけの曲が多すぎ。ペースが遅いから作ってる途中で飽きちゃうんですね。しばらくは今録ってる曲に専念します。

 本題の録音の話に戻りますが、やっぱり真空管プリアンプ通して外部のコンプかけてやった方が全然いいです。まあ当たり前の結果なんでしょうけどね。