テレビ東京で昨夜偶然見た「命を救うスーパードクターSP」

https://www.tv-tokyo.co.jp/shujii/backnumber/

 

特に印象に残ったのは、脳動脈瘤の開頭クリッピング手術を専門とする脳神経外科のゴッドマザー。加藤庸子医師。外科医として内視鏡で脳内の動脈瘤を処置する腕もさることながら、術後の回診では患者に「元気ですか?」「何か注文はある?」と声をかけることを忘れない。しかも、何と彼女ひとりひとりの患者に携帯の番号を教えスマホに登録。患者の不安解消と緊急事態に常に備えているという。

 

名医と言われる医師は、当然のことながら多忙。術後の処置は担当医、看護師任せと言う事が多いもの。しないのではなく出来ないのです。

それを日常としてやっているのが凄いと思った次第。

 

私も半年に及ぶがん治療での入院中、主治医とのやり取り、治療で頭に強く残っている言葉があります。

手術前、「難しい手術だが丁寧にやれば出来ない手術ではない。」

手術直後、ICUで「予定通りです。自発呼吸を始めたし問題ありません。」

病室で、「痛い?骨を切ってるんだから骨折と同じ。痛くて当たり前。」

「がんは治療に麻薬を使えますから麻薬使いたい?」➡流石に「はい!」と言えませんでした(笑)。

気管孔の急激な狭窄で搬送された時、「なんで急にこんなに小さくなったんだ。指を入れて広げる!!」➡「ええ~っ!」

「よし、気道確保!!」➡「ほッ!!」

➡この間、目をつぶっていたので声しか聴いていませんでした。

「狭窄はとまらないからチューブは一生抜けません。チューブが入っていれば問題はありません。

 

腺様嚢胞癌という希少癌気管内という希な部位に出来10㎝にまで成長。胸の骨を切除して胸に呼吸の穴を開けるという希な手術(執刀できる医師は希でスーパードクターですら生涯で3人目という)術中、合併症で死亡の確率も20%と結構高い。

理屈では可能で手術自体成功しても術後に何が起こるかは誰にもわかりません。まさにDEAD or ALIVEの選択でした。

 

しかし、これを根底で支えてくれたのが主治医の「丁寧にやれば出来ない手術ではない。」「予定通りです。」「問題ありません」と言った自信に満ちた言葉でした。

 

患者にとって、医師の言葉はとても大切です。私の主治医は表向きはつっけんどんで厳しい方でしたが、自信と患者愛に溢れていたと感じています。退院後、関東から生まれ故郷の遠く離れた関西に引っ越したのですが、6年経過した今でも相談のメールに一番に反応してくれるのは執刀してくださったこの先生なのです。

先生に巡り会わなければ今の私は無かったでしょう。

感謝!!

 

【今日のトレーニング】

久しぶりに雨の無い公園。空はどんよりと曇に覆われていましたが、気持ちよくぶら下がることが出来ました。

◎アンダーグリップチンニング 20回~15回×10セット

◎ハンギングレッグレイズ 20回×5セット