産院の廊下で泣いてしまった私に
声をかけてくださった助産師さんは
『それは心配ですね』
と、とても優しく言ってくれました。
一緒に悩んでくれている気がして
その優しさに更に泣いてしまいました。
優しい助産師さんに話を聞いてもらって
少し楽になりましたが
気持ちの切り替えが全くできないまま家に帰りました。
明らかに落ち込んでいる私に
とくさん(夫)も両親もかなり気を遣ってくれていました。
ご飯を食べる気も起きず
お座敷にこもっていると
また長女ちーが泣き止まなくなってしまいました。
ミルクをあげればお腹いっぱいになって
ちーも落ち着くだろうとは薄々感じていました。
実際に体重測定してくれた助産師さんも
そうアドバイスしてくれてましたし。
でもその時
『ミルクなんかに頼るのは
母乳を諦めたダメな母親のすること
母乳の出ないかわいそうな母親がすること』
という謎の信念を持っていて
『母乳育児が良い(ミルクより優れている)
母乳をあげ続ければ、量も出る様になる
私は完母で育てられる』
と自分に言い聞かせて
『ちーが泣いてるのは
おっぱいが出ないからやなくて
上手に飲めんからや』
と自分に思い込ませ、搾乳したものを哺乳瓶であげることにしました。
しかしその日も朝食以降飲まず食わずだったので
もちろんおっぱいは枯れていて
搾乳してもほとんど出ず。
全然量が出ないことにまた悲しくなって
(その時は自分が、
水分補給が足りないと母乳ができにくいということに気付いてなかった)
泣き止まないちーに対しても悲しくなって
暗い部屋で
泣きわめくちーを片手で抱っこしながら
もう片方の手で
出ない母乳を絞りだそうと小さい胸を絞りながら
『自分はダメな母親やな。情けな。』と思い
隣の部屋の両親に聞こえないように
声を押し殺して泣いていました。