東日本に「大人の休日パス」があるように、西日本にも「おとなびパス」という切符がある。これは東同様、50歳以上の人を対象としたオトク切符で、新幹線や特急も含めJR西日本の全路線が1万8000円で3日間乗り放題になるという夢のような切符だ。利用の7日前までに購入または予約を入れておく必要があり、今回岡山へ行くことが決まっていたため、それに合わせて岡山駅に予約を入れておき、当日岡山駅にて切符をゲット。ということで、今日から使用開始です。



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昨夜泊まったスーパーホテルは、バイキングの朝食が
無料サービスとなっていて、せっかくなのでそれをいただいてから出発します。朝食に関しては、ホテルによって当たりはずれが大きいようですが、ここのは大当たりと言ってよく、大満足でした。




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始まりは、江津を7時38分に出る特急「スーパーおき」。このエリアに関しては、通常はもっぱら「18きっぷ」による鈍行移動ばかりで、特急になど滅多に乗ることはないせいか、とてもワクワクしてしまいます。こういうのも悪くないですね。



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意外と乗っているな、と思ったのも束の間、次の浜田で乗客の大半が降りてしまい、たちまちにしてがら空きに。どうやら単なる通勤利用だったみたいで、本来の役割とも言える陰陽連絡としての機能は、今はもうあまり期待できないのでしょうか。



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山陰の海を右手に見ながら飛ばしに飛ばしまくる見事なまでの走りっぷり。鈍行でのんびりコトコト行くのとはまた違い、これはこれで何だかスカッとしますね。




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益田からは内陸に入り山口線へ。山中を行く景色もまた飽きないものです。実に快適!




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そうこうしているうちに、終点の新山口に到着。さすがに特急は速く、鈍行移動とは疲れ方も全く違うようです。もっとも、最後までずっとがら空きだったこともありますが。



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すかさず新幹線に乗り換えます。新幹線の自動改札も、そのまま何度でも通り抜けられることに、ちょっとした優越感を抱いてしまいます。



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乗り込んだのは、新大阪行の「さくら」。さすがに新幹線はそれなりに乗客は多いようですね。



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姫路で「さくら」を乗り捨て。新山口から僅か1時間半ちょっとで着いてしまい、この余りの早さには何だか狐につままれたような気分になります。何しろ通常この区間は鈍行で7時間余りかけて移動しているのが当たり前の感覚なので。



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姫路からは、「スーパーはくと」で再び山陰へ向かうことに。JRではない智頭急行線を通りますが、「おとなびパス」は対応しています。悲しいくらい空いています。



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智頭急行は、開業が新しいことで、連続立体交差が続く高架線上を走る区間が多く、見下ろす景色を堪能できます。真っ直ぐに続く高規格の線路をぶっ飛ばす迫力はたまりません。




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山陰へ舞い戻る形で鳥取へ。ここで昼食を兼ねてしばし休憩。今朝方は島根に居て、山口 → 広島 → 岡山 → 兵庫と、中国地方を一周して来たこのスピード感がちょっと信じられない気分です。



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さらに「スーパーまつかぜ」にて再び山陰本線を下ります。今度も悲しいくらいがら空き。




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1時間ちょっとで米子に到着。こうやって気軽に特急に乗れるのは、まさに贅沢そのもの。




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米子からは「やくも」に乗り換えて再び山陽側へと向かうことにしました。今や陰陽連絡の主力を担う列車なので、それなりに混んでいると思いきや、今度もがら空き。シーズンオフということを考慮しても、どうも極端な気が。




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県境付近では突然の通り雨。でも列車の中から眺めている分には何の問題もありません。それどころか、窓に叩き付ける雨音に、却って旅情を感じたりするものです。




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陽が暮れる頃、岡山に到着。さすがにここは多くの人で活気に満ちていますね。



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旅はまだ終わりではなく、新幹線に乗り換えて再び西へ。さすがに「のぞみ」はいつもそれなりに乗客は多いですね。




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そして、あっという間の新山口。今夜泊まるホテルの関係でここから在来線に乗り換えます。



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今日初めてとなる鈍行。朝からずっと特急ばかり乗っていたせいか、何だかとっても落ち着きます。やはりこれこそが旅の基本のような気も。




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防府で降りて、本日の行動終了。特急に乗りまくった最高に贅沢な一日が終わりました。


江津 7:38(特急「スーパーおき1号」)→ 10:15 新山口 10:22(新幹線「さくら544号」)→ 11:54 姫路 12:20(特急「はくと5号」)→ 13:51 鳥取 15:08(特急「スーパーまつかぜ7号」)→ 16:11 米子 16:25(特急「やくも24号」)→ 18:38 岡山 18:51(新幹線「のぞみ45号」)→ 19:57 新山口 20:06 → 20:22 防府


スーパーホテル防府駅前
税込 3500円(朝食サービス)