昨日竜飛崎より遥か北海道を見渡したことで、北海道へ渡りたくなり、昨日のうちに「函館フリー乗車券」を購入し青森前泊を決め込む。できれば昨日のうちに行ってしまいたかったのだが、この切符は当日の発売はなく、前日までに購入することが条件なので仕方なく。
特急券ナシで青森から函館へ行くには、途中蟹田と木古内での乗り換えを強いられ、それもかなり接続の悪いケースが多く、特に「18」ユーザーには厳しい所。でもちょうど今日は三厩まで行く「リゾートあすなろ」の運転日とあって、それを使うと青森-蟹田間の移動が格段に便利になることがわかり、蟹田まで使わせてもらうことに。指定席券520円が別途必要となるけれど、展望スペース付きのこんな洒落た列車に乗れるのだから、そのくらいはまあいいかと。ちなみに列車は悲しいくらいがら空きでした。
そして予定通り蟹田で「あすなろ」を乗り捨てます。同じことを考えている旅行者は結構いるようで、ここで降りた人は他にもパラパラと。できれば今度は終点まで乗り通したいですね。
そして毎度お決まりの、ここから「スーパー白鳥」に乗り換えます。この先青函トンネルを抜けて木古内までなら特急券は要らないので。
新中小国信号場を過ぎて、建設中の新幹線と合流するまでの区間は、来春の北海道新幹線開業後は見られなくなるはずだから、しっかりと見ておきたい所です。
昨日まで粘った「青函トンネル入口広場」も一瞬のうちに通り過ぎ。もはやすっかり思い出の場所となりました。
そして木古内でまたいつものごとく函館行の鈍行に乗り換えます。でもこの乗り換えも、来春以降はルールが変わる可能性が大ですね。
函館へとやって来ました。個人的には今でもここ函館こそが、北の大地の始発駅といった想いが強いです。
シーズン真っ盛りとあって、駅構内には旅行者の姿が目立ちます。若い人の割合が多いような。
フリー切符の特性を活かして、函館本線を少し下ることにしました。ボックスシートが並ぶ40系に自ずとテンションが上がります。
左手に大沼公園を眺め、のんびりゆっくりコトコトと。いやあ、ホントたまりませんなあ。
森で列車から降ります。なぜ森なのかと言うと、フリー乗降エリアが森までだからです。
東京は連日猛暑日が続いているというのに、この爽やかさ。しばらく帰りたくなくなりますね。
帰りは「駒ヶ岳」経由で引き返します。ちなみに行きは「渡島砂原」経由でした。
そして再び大沼公園の絶景を眺めつつ。
仁山で降りました。高原地帯に味のある木造駅舎がポツンと残る風情のある駅です。ダミーだけど、構内にそびえ立つ腕木式信号機が一層の旅情を誘います。
今夜は仁山駅前にある「ニヤマ温泉ホテルNKヴィラ」に泊まります。露天風呂もある源泉掛け流しの温泉に、ジンギスカンでの夕食。なかなか優雅な北海道の夜です。