いよいよ今日は今回北海道までやって来た真の目的を果たします。



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今日も夕方までは自由行動となり、午前中は小樽の町でもブラブラしようかと考えていたけれど、生憎の雨模様なのでもう諦め、さっさと札幌へ移動。適当に地下街をうろついたりして時間をやり過ごします。




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そしてそして夕方、札幌駅の4番ホームに上野行の「北斗星」が入線。そうです、これに乗るために今回わざわざ北海道まで来たのです。




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しかも、乗るのは最上級のA個室ロイヤル。実は数日前、急遽行けなくなった知人が原価で譲ってくれるという有り得ないまでの強運、というか、奇跡に恵まれ、もはや絶対に乗ることなど適わないと思われていた幻の切符を入手することとなったのでした。


はやる気持ちを抑えつつさっそく室内に入ってみると、そのあまりにゴージャスな造りにビックリ。広々とした室内は、ビジネスホテルとも見紛うほどで、かつての「富士・はやぶさ」で体験したシングルデラックスなんかとは比較にならないくらい。今夜一晩ここを独り占めできるというのだから、まさに天にも昇る気持ちです。



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1両丸々のロビーカーも復活とあって、道中の楽しみも大幅アップ。こういったくつろぎスペースは、特に長旅にはまさにオアシス。でも人気があり過ぎてなかなか空きそうになく、それにせっかくゴージャスなマイルームがあるのだから、やっぱり大部分は自室で過ごすことにします。




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途中の伊達紋別で、「スーパー北斗」に道を譲るため数分間の停車。外の空気が吸える貴重なひと時とあって、多くの人がホームに降りてきて、写真を撮ったり自販機で飲料を買ったりします。




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暮れなずむ太平洋を個室の窓からのんびり眺め。ああ、何という幸せ。




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シャワーカードは札幌発車早々に売り切れとの放送があったけど、ロイヤルには各部屋に専用のシャワーが付いているので何の問題もなく。しかも無料。好きな時間に自由に入れるというのも魅力ですね。




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函館では機関車交換のため6分間の停車。前後の機関車を撮影しようとみんな必死に走り回りますが、端と端ではかなりの距離があり、6分ではチト厳しいかと。どちらか片方に絞った方が賢明かも。


ということで、まもなく「北斗星」は北海道を離れ、明朝にかけて東北道をひた走り。何だか寝るのがもったいないけれど、せっかくの寝台車なのだから、やっぱり少しくらいは寝ないともったいないですね。


なお、持参の「札幌フリー乗車券」は、仙台発に関しては、「青い森」とIGRの三セク経由にも乗車が可能。正規で買うとバカっ高いから、随分と助かります。もちろん仙台から先の乗り越しとなる分も事前に用意。ではでは幸せを噛み締めて。