昨日はその後岡山まで移動し、宿泊。そしてさらに西へと向かいます。
岡山から乗った電車はこの地方独特の黄色い車両。2人掛けの転換クロスシートが多く、ロングシートばかりとなった東日本とは雲泥の差です。
上下でホームは完全に分かれ、中では互いに行き来することができません。乗車の際には気を付けた方がいいでしょう。
同時に、新交通システムの「アストラムライン」にも「新白島」が誕生しているので、ここでそちらに乗り換え、これでもう一つの「新白島」も制覇となります。構造としては、JRの下り改札を出て下に下りると、アストラムラインの駅に繋がる形です。
アストラムラインは、起点となる本通まで乗りました。降りたそこは、路面電車が頻繁に行き交う広島の中心街。このまま町巡りに繰り出したくなります。
その中心街で何気に見つけたラーメン店。濃い味好きにはたまらない一品です。
そのままアストラムラインで新白島まで舞い戻り、さらに西へと進路を取ります。とりあえずこちらでの新駅制覇の任務は終わったけれど、まだ旅は続けます。
岩国を過ぎると瀬戸内の海が次第に近づき、車窓ぎりぎりの所まで寄り添います。迫力のある眺望は、これぞ山陽本線のハイライト。
小野田まで来たところで小野田線に乗り換えることにしました。
向かった先は雀田です。ここから出ている本山支線の列車がちょうどタイミングよく乗れる時間帯だったので、急遽こっちへ来た次第。何しろ今はこの本山支線、午後はたった1本しか列車がなくなり、簡単には乗れなくなったため、こうしたチャンスはできる限り活用したいもの。雀田に着くと、その貴重な長門本山行はドアを開けて発車を待っていました。
乗客は僅かに地元客4人と、他にテツと思しき男性が1人だけ。午後の列車はもうこれしかないので、これが一日の乗客数の全てということになります。もっとも、終点まで歩いても30分あれば余裕で着けるので、列車がなくてもさほど困らないのかもしれません。
走り出せば、終点の長門本山まではたったの5分。幾度となく訪れた長門本山ですが、何だかさらにいっそう寂しくなった気がしてなりません。ここは旧型国電のクモハ42が最後まで残った区間として、車両引退時にはとてつもない賑わいを見せたのも、今は思い出ですね。
折り返して雀田に戻って来る頃にはすっかり陽も暮れて。
今日はこの後下関まで移動。旅はまだまだ続きます。